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金買いが再び増加 新型コロナ感染拡大で

金先物市場 概況(2020年6月22日~6月26日)

NY金先物は26日、前週比27.3ドル(1.56%)高い、1780.3ドルで取引を終えた。

29日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は世界196か国以上に広がっており、感染者数は1,005万人以上、49万人以上が亡くなっている。

米国で再び感染者数が急増していることを受け、リスク資産から安全資産の金や債券に資金が流入しているとみられる。

一方、金と逆の値動きになりやすい米ドルも、新型コロナ感染拡大や米中対立激化への懸念から買われ、金が売り込まれる場面もあった。

その後、金価格は戻しているが、引き続き高い水準にあるドルに、上値を抑えられているようだ。

今週の金価格見通し

米国やブラジルでは先週末、1日の感染者数が4万人を超えるなど、再び新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が強まっており、金の安全資産需要が高まっている。

一方、今週は米雇用統計の発表が控えている。市場予想では、非農業部門雇用者数は300万人の増加が見込まれている。

前回の雇用統計は大幅なポジティブサプライズとなり、安全資産の金は大きく売られた。今回も予想と大きく異なる結果になれば、金相場への影響も大きくなりそうだ。

先週の週足チャートは、価格が転換線を上離れ、上下にヒゲのある小陽線で引けている。値位置は強気に傾いていると言えそうだ。今週は、転換線の1733.9ドルが下値の目安となりそうだ。この水準を下抜けた場合は、基準線の1623.5ドル付近までの下落もあり得る。

一方、日足チャートは、価格が一時転換線付近まで下落したものの、その後反転し、転換線を上離れて引けた。日足でも、値位置は強気と言えそうだ。今週の目安としては、下値は転換線1756ドル付近で、ここを下抜けても基準線~雲の上限にあたる1729~1733ドル付近で下げ止まると考えられる。また、MACD/signalとも上向きとなっており、こちらも基本は強気と見てよさそうだ。

注目の経済指標、イベント(6月29日~7月3日)

* 6月29日(月) ユーロ圏6月消費者信頼感指数、香港5月貿易収支

* 6月30日(火) 日5月雇用統計、中6月製造業PMI、ユーロ圏6月CPI、米6月CB消費者信頼感指数

* 7月1日(水) 中6月財新製造業PMI、米6月ADP雇用統計、米6月ISM製造業景気指数

* 7月2日(木) FOMC6月議事録、ユーロ圏5月雇用統計、米6月雇用統計、米5月耐久財受注

* 7月3日(金) ユーロ圏6月非製造業PMI


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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