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原油価格予測まとめ

コラム:最新の原油価格予測は?

WTI原油価格・ブレント原油価格ともに、4月の底値の2倍以上まで回復してきました。

今後の値動きはどうなるのでしょうか? 最新の見通しをまとめました。

ゴールドマン・サックス:35ドル

ゴールドマンサックス(GS)は8日、短期の原油価格見通しを引き下げ、ブレント原油価格は35ドルまで反落するとの見通しを示しました。

5月初めには、同月末までに需要が供給を上回るとの見方でしたが、需要の回復が予想よりも遅れており、今後の回復も不透明感が強いとしています。

また、GSは世界の原油在庫がまだ10億バレル以上あることや、米シェールオイルやリビアでの原油生産が再開しつつあることも、原油価格の下押し要因として挙げています。

内戦が続くリビアでは、8日に油田の操業が再開したものの、9日には再び停止に追い込まれています。停戦の提案もされていますが、不確定要素の一つとなりそうです。

ライスタッド・エナジー:40ドル前後

ノルウェーに本社を置くエネルギー調査会社ライスタッド・エナジーは、今月のブレント原油価格は40ドル前後で推移する、との見方を示しています。

ただ、新型コロナ感染拡大の状況や、米国の原油生産の状況次第とも述べています。

また、OPEC+のメンバー国が減産目標を達成できるかどうかが、かなり重要だとしています。

ムーディーズ:35ドル

信用格付会社のムーディーズは、原油の年末までの予想平均価格を、今年3月の見通しから 8ドル引き下げ、35ドルとしました。

同社は9日発表のレポートで、コロナショックによる原油需要への影響が長引くことを考慮し、2020年のブレント原油予想価格を35ドル、2021年は45ドルに引き下げた、としています。

ただ、中期的には、1バレル45~65ドルと予測しています。

シェール企業CEO:70ドル

Canary Drilling Services社のダン・エバーハートCEOは、WTI原油価格は70ドルまで上昇する可能性を指摘しています。

同氏は、米シェール業者は短期間に大規模な減産を行ったため、需給が一時的にひっ迫する「ミニ供給ショック」によって、今年の秋には、WTI原油価格は70ドルとなることを予測しています。

需要回復のスピードに供給量の回復が追いつかず、 短期的に供給不足に陥る事態が想定されているようです。

様々なシナリオが想定されていますが、新型コロナの状況や世界の経済情勢に伴う原油需要の増減、産油国による減産や増産など、原油市場を取り巻く環境は不確実性が高くなっています。

現状では、どのシナリオもあり得る、と言えそうです。


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