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金は再び強気へ? FOMCの結果に注目 

金は小幅に上昇 リスク選好が後退

金価格は水曜日、やや上昇。

NY金先物は、日本時間10時34分、前日終値より1.6ドル高い、1723.5ドルとなっている。

市場のリスクオン傾向がやや後退し、金価格は先週末の下げから約2%戻している。

一方、FOMCの結果発表を前に様子見ムードも広がっており、金相場も小幅な値動きとなっている。

金は再び強気へ? FOMCの結果に注目 

新型コロナウイルスの感染は10日時点で世界196か国以上、716万人以上に広がり、死者は40万人以上に上っている。

全米経済研究所(NBER)は9日、過去最長の景気拡大を続けていた米経済が、新型コロナの影響により2月に景気後退入りしたと正式に宣言した。

5月の米雇用統計で雇用に底入れの兆しも見えてきたものの、今回のFOMCでは、FRBは慎重な姿勢を崩さず、事実上のゼロ金利政策を維持するとの見方が大勢となっている。

市場は、FRBが米経済情勢をどう見ているのかに加え、「イールドカーブ・コントロール(YCC)」の導入を巡る判断に注目しているようだ。

YCCは、国債利回りを一定の水準に制限する政策で、日本では2016年9月に長期債金利を概ね0%程度に固定するYCCが導入されている。

FRBは、9月のFOMCで短期債への導入を発表するのではないか、との見方も出ており、今回、何らかの言及があるかどうかが注目される。

低金利や量的緩和は、新型コロナによるダメージを受けた経済を支えるが、インフレや通貨の信用低下につながる可能性があるため、金の強材料となりやすい。

ハイリッジ・フューチャーズのデビッド・メガー氏は「世界的な金融緩和の流れが、金価格の強い支えとなる」と指摘している。

一方で、FRBが繰り返し導入を否定しているマイナス金利については、金利先物市場でも織り込む動きがなくなってきている。

これ以上の金利低下がないことがより確かになれば、ドル買い・金売りにつながる可能性もある。

いずれにしても、明日未明発表のFOMCの結果が、金相場にも影響を与えることになりそうだ。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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