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新型コロナ新規感染者数

注目データ:新型コロナ新規感染者数

6月8日時点のWHOデータによりますと、米国・ブラジルの新規感染者数は2.5万人を超えています。

米国はピーク時よりは減少していますが、一日の新規感染者数が再び3万人に迫ってきました。

一方、ブラジルでは、新型コロナの感染が急速に拡大しています。総感染者数は67万人を超え、アメリカに次ぐ世界第2位となっています。

最近は、一日の新規感染者数が3万人を超える日もあり、米国の新規感染者数を上回るようになってきました。

そのブラジル政府は6日、感染者や死者の数の累計を公表するのをやめました。

ブラジル保健省は理由を明らかにしていませんが、地元メディアや一部の市民は、事態の深刻さを見えにくくしようとしているとして、政府への批判を強めているようです。

「ブラジルのトランプ」とも呼ばれるボルソナロ大統領は、以前から新型コロナの感染防止対策に消極的だとして、国内外から批判されています。

5日にはWHO=世界保健機関について「政治的に偏っている」などと述べてアメリカに追随する形で脱退する可能性も示唆しました。

早期の経済再開を主張するボルソナロ大統領と対立し、同国の保健相は4月以降すでに2度交代しています。

政治の混乱が続く中、それでもブラジル株価は続伸しています。

ブラジルのボベスパ指数は、今年1月~3月の下げ幅の半値を回復。200日移動平均線も上抜け、チャートは強気に傾いています。

ブラジルは一兆レアル(約18兆円)以上の新型コロナ経済対策を決定しており、経済の下支え期待も強いようです。

ただ、国家財政の約4分の1に当たる大きな資金を、年末までに市場に注入する大規模な対策ですが、いつまでも維持できるものではありません。

また、貨幣増刷などによるインフレも懸念されています。

足元の期待が大きく裏切られる事態が顕在化してくれば、反落幅も相当大きくなるかもしれません。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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