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金の下値は限定的 米中間の緊張高まる

金先物 日足チャート

1日のNY金先物の終値は、前日比-1.4ドルの1750.3ドルと横ばい。最高値圏で利益確定売りは出やすくなっているものの、下値は底堅く1740~1760ドル停滞している。

トランプ米大統領は先週末、中国による香港への統制を強化する「国家安全法」導入への対抗措置として、香港に認めてきた優遇措置の撤廃や、世界保健機関(WHO)脱退の意向を発表した。これに対し中国政府は、国営企業に大豆など米国産農産物の一部購入を停止するように指示。ブルームバーグによると、中国の輸入業者は米国産豚肉の購入を取り消したようだ。

米政権が追加措置を講じれば、中国は他の米国産農産物にも購入停止を拡大させる可能性があり、最悪の場合、米中間が1月に署名した第1段階の通商合意が破棄される恐れがあり、米中の緊張の高まりが安全資産の金の下値を支えている。

米供給管理協会(ISM)は1日、製造業景況指数を発表。結果は43.1と4月の41.5から上昇した。新型コロナウイルス拡大防止策として講じられていたロックダウン(都市封鎖)が段階的に解除され、各地域で経済活動が再開する中、景気低迷の最悪期を脱した可能性を示しており、金の上値は抑えられた。


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sasaki

さくらインベスト ディーリング部所属アナリスト。現役トレーダーとして日々相場と向き合っている。チャート分析力に定評あり。

 

 

 

 

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