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金相場は上値重く 米ドル高が重石に

金先物市場 概況(2020年5月18日~5月22日)

NY金先物は22日、前週比20.8ドル(1.18%)安い、1735.5ドルで取引を終えた。

25日時点で、新型コロナウイルスの感染確認は世界196か国以上に広がっており、感染者数は536万人以上、34万人以上が亡くなっている。

ワクチン開発への期待から、週初めには金価格が大きく下げる場面があったが、景気回復には予想以上に時間がかかるとの見通しが広がったことで、安全資産の金が買い戻されたようだ。

一方で、米中対立激化への懸念も、金相場に影響を及ぼしたようだ。

地政学リスクの高まりは、金価格の上昇要因となる傾向があるが、金と逆の値動きとなりやすいドルが買われたことで、金は弱含んだとみられる。

今週の金価格見通し

経済活動が早期に再開された地域で感染者増が報告されており、引き続き新型コロナの影響による景気の下押しが懸念されている。

一方、中国全人代で審議中の、香港に「国家安全法」を導入する議案は、今週28日に可決される見通しとなっている。

米政権は、中国政府による香港への圧力に対し「極めて強力に対処する」と中国をけん制している。

米中対立のリスクヘッジ先としては金とともに米ドルも買われやすく、ドルの動向も注目される。

先週の週足チャートは、転換線・基準線から上離れたまま、上下にヒゲの長い陰線で引けた。値位置は強気継続だが、やや売りの強さがうかがえる。今週の目安は、直近高値1756.3ドルを超えれば上昇傾向が強まりそうだが、直近安値の1698.8ドルを下回ると、基準線1619ドル付近までの下げもあり得る。

一方、先週の日足チャートを見ると、もみ合いを抜けきれず、価格は転換線を下回り基準線に支えられる形で引けた。今週、直近高値の1756.3ドルを超えれば再び強気へ傾くと考えられるが、基準線1720ドル付近を下抜けるようなら、雲の上限1675ドル付近まで下げる可能性もある。

注目の経済指標、イベント(5月25日~5月31日)

* 5月25日(月) 独1-3月期実質GDP、独5月Ifo景況感指数

* 5月26日(火) 米5月CB消費者信頼感指数

* 5月27日(水) 独4月小売売上高

* 5月28日(木) ユーロ圏5月消費者信頼感指数、米1-3月期実質GDP、米4月耐久財受注、米新規失業保険申請件数

* 5月29日(金) 日4月雇用統計、仏1-3月期実質GDP、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 5月30日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション

* 5月31日 (日)  中国5月製造業PMI

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