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期待と懸念が交錯 本格的上昇はまだ先か

原油価格横ばい 景気支援策に期待

原油価格は水曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間10時37分、前日終値より0.02ドル安い、31.94ドルとなっている。

産油国による減産が不十分との懸念から、原油価格の上昇は足踏みとなっているようだ。

一方で、景気支援策の拡充による原油需要の持ち直し期待が、原油価格の支えとなったとみられる。

期待と懸念が交錯 本格的上昇はまだ先か

WTI原油先物は、14日から4営業日続伸。大幅な減産と需給改善への期待が、原油価格を押し上げた。

心配されていた19日のWTI原油先物6月限価格の暴落もなく、原油価格は先月つけたマイナス価格から回復基調を続けている。

原油需給の改善は、19日発表のAPI原油在庫統計にも表れている。

APIの発表によると、先週の米原油在庫量は、前週比約480万バレル減と、市場予想に反して減少。ガソリン在庫も前週比約65万バレルの減少となった。

19日にパウエルFRB議長やムニューシン米財務長官が、景気支援策の拡充に前向きな姿勢を示したことも、原油需要の回復期待につながったとみられる。

一方、各国で経済活動を再開する動きが広がっているが、早期に再開した米テキサス州などでは、新型コロナの新規感染者が増加している。

再ロックダウン等の可能性もある中、本格的な原油需要の回復と需給バランスの改善には、まだ時間がかかるとの見方も強い。

中でも、航空業界の苦境は当面続き、ジェット燃料需要が2019年の水準まで回復するには、数年かかるとも言われている。

新型コロナ第2波の影響拡大や地政学リスクの高まりなど、大きな材料がなければ、原油価格は小幅な上昇と利確の売りを繰り返す展開がしばらく続きそうだ。

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