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原油価格は回復基調? 需給改善期待で

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原油先物市場 概況(2020年5月11日~5月15日)

WTI原油先物は15日、前週比4.78ドル(19.32%)高い、29.52ドルで取引を終えた。

IEAは14日発表した石油市場レポートで、2020年の石油需要を前回から69万バレル上方修正し、前年比860万バレルの減少にとどまるとの見方を示した。

依然として新型コロナへの警戒は強いものの、EIA米原油在庫が予想に反して減少したことや、欧米の経済活動再開、中国の原油需要回復などへの期待から、原油価格は上昇を続けた。

一方で、サウジの追加減産など、供給減への期待も原油価格を支えているようだ。米ベイカーヒューズ社が発表した先週の米オイルリグ稼働数は、前週比34基減の258基となっている。

今週の原油価格見通し

米オイルリグ稼働数の減少は、価格が戻れば再開できる意図的なものと、倒産などで再開が難しい不可抗力によるものがあるとみられるが、少なくとも年内の米産油量は相当少なくなりそうだ。

また、サウジは4月には1,100万バレル程度だった産油量を、6月には750万バレルまで減らすと発表し、UAEやクウェートも追加減産を行うことを発表している。

大幅な供給減に加え、在庫減など需要回復の兆しが見えてきたことで、原油相場は強気に傾きそうだ。

ただ、CFTCは19日に期限が切れる原油先物6月限価格について、マイナス価格の可能性も含め、大幅な価格変動に警戒するよう呼び掛けており、今週はNY市場での取引を注視する必要がありそうだ。

先週の週足チャートは基準線をさらに上離れ、3週連続で陽線で引けた。値位置は強気に傾いていると言えそうだ。また、RCIは低水準から上向きに転じ、下落の勢いの鈍化、上昇転換の兆しと捉えることができる。基本は上昇継続とみられるが、基準線12.67ドルを下回れば、再び弱気転換もあり得る。

一方、日足チャートは、引き続き転換線を上離れての推移となり、雲の下から中に入りつつある。今週中に雲の上限36ドル付近を突破するのは難しそうだが、超えた場合は200日移動平均42ドル付近もあり得る。逆に雲の下限26ドル付近の抵抗を上に抜けられなければ、下向きに転じる可能性もありそうだ。

注目の経済指標、イベント(5月18日~5月23日)

* 5月18日(月) 日1-3月期GDP速報値

* 5月19日(火) 英4月雇用統計、ユーロ圏5月ZEW景況感指数

* 5月20日(水) ユーロ圏4月CPI、ユーロ圏5月消費者信頼感指数、EIA米原油週間在庫統計

* 5月21日(木) 米4月FOMC議事録、米5月フィラデルフィア連銀景況指数、米新規失業保険申請件数

* 5月22日(金) 英4月小売売上高、ユーロ圏5月製造業/非製造業PMI、

* 5月23日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション

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