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IEA、需要を上方修正 需給バランス改善へ?

原油価格横ばい 第2波を警戒か

原油価格は金曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間11時34分、前日終値より0.21ドル高い、27.77ドルとなっている。

IEAが世界の原油需要見通しを上方修正したことが、原油価格を支えているとみられる。

一方で、新型コロナ感染拡大の第2波への警戒も強く、上値は限定的となっているようだ。

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IEA、需要を上方修正 需給バランス改善へ?

IEAは14日発表した石油市場レポートで、2020年の石油需要を前回から69万バレル上方修正し、前年比860万バレルの減少にとどまるとの見方を示した。

上方修正の根拠として、IEAは、欧州や米国の経済活動再開や、中国の原油需要回復を挙げている。

参考:IEA石油市場レポート

13日には、EIAの米原油在庫量が予想に反して減少に転じていたが、パウエルFRB議長が同日、米景気低迷は想定以上に深刻との認識を示し、原油価格も下落。

先行き不安が増大し、原油需要の回復に懐疑的な見方が大勢となっていたとみられる。

13日発表のEIA米原油在庫量は、前週比74.5万バレル減の、約5.31億バレルとなっていた。IEAの需要見通しが上方修正されたことと合わせ、需要回復への期待が高まったようだ。

ただ、IEAのビロル事務局長は「原油需要回復の兆しも出てきているが、原油市場の需給均衡にはまだ遠い」として、さらなる減産を求めている。

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5月の石油供給量は、OPEC+の協調減産や、米・カナダなどの生産減により、前年比1,200万バレル減となる見通しだ。6月には、サウジがさらに100万バレルの減産を行うことを表明している。

大幅な供給減も、まだ大幅な需要減に追いついていない。需要が回復に向かえば需給のバランスも改善するとみられるが、新型コロナの第2・第3波があれば、早期の需要回復は難しくなるだろう。

CFTCは14日、来週期限が切れる原油先物6月限価格について、マイナス価格の可能性も含め大幅な価格変動に警戒するよう呼び掛けた。

原油価格は上昇の兆しも見えるものの、当面は需要要因に振り回される状況が続きそうだ。

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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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