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第2波への警戒強まる 金相場には追い風か

金価格上昇 FRB議長発言受け

金価格は木曜日、小幅に上昇。

NY金先物は、日本時間10時59分、前日終値より3.1ドル高い、1719.5ドルとなっている。

パウエルFRB議長が追加の金融政策に言及したことが、金価格を押し上げたとみられる。

一方、ドル指数が高止まりしていることが、引き続き金価格の重石となっているようだ。

第2波への警戒強まる 金相場には追い風か

新型コロナウイルスの感染は、14日時点で世界196か国以上430万人以上に広がり、死者は29万人以上に上っている。

新型コロナの影響で、米国では4月に2050万人が職を失った。米政府・FRBとも、新型コロナの影響を和らげるため、かつてない規模の財政・金融政策を実施している。

13日には、パウエルFRB議長が、米経済が前例のない下振れリスクに直面していると指摘。景気後退を長引かせないために、追加の財政出動が必要との考えを示した。

経済活動が再開され、新型コロナの第2波が懸念される中、FRB議長が景気後退リスクを示したことで、米株価は下落。逆に、金価格は押し上げられた。

スタンダード・チャータード銀行のスキ・クーパー氏は「FRBが追加の金融緩和を行う可能性もあり、そうなれば、金相場は強気に傾くだろう」と述べている。

一方で、パウエル議長は、トランプ大統領が求めるマイナス金利の導入については否定した。

とはいえ、世界的な低金利環境によって、金利のつかない金が買われやすい状況は変わっていない。

また、金はインフレリスクや通貨価値の下落リスクのヘッジ先として選ばれやすい。大規模な景気刺激策の副作用に備える意味で、金を買う動きも出てきているようだ。

シティ・リサーチは「今後3-6か月の間は、金が売られる場面もあるとみられるが、金価格は概ね1,700ドル前後で推移する」との見方を示している。

ドル高で上値は重いものの、金価格は底堅い状況が続きそうだ。

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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

 

 

 

 

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