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原油は平常相場へ? 需要回復期待高まる

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原油先物市場 概況(2020年5月4日~5月8日)

WTI原油先物は8日、前週比4.96ドル(25.08%)高い、24.74ドルで取引を終えた。

ロックダウン後の経済活動再開への期待と、供給削減による在庫積み上がりの減速を受けて、原油価格は2週連続で上昇となった。

北アメリカの減産量は、6月末までに、想定よりも大幅な日量約170万バレル減となる見通しが示され、供給過剰懸念が和らいだようだ。

米ベイカー・ヒューズ社発表の、先週の米オイルリグ稼働数は、前週比マイナス33基の292基となり、前年比では513基減と大きく減少。

また、ガスリグも含めた稼働数は374基と、 過去最低水準まで落ち込んでいる。

今週の原油価格見通し

ゴールドマン・サックスのジェフリー・クリー氏は先週のレポートで、今月末には、原油需要は供給量を上回るとの見通しを示した。

4月には日量約3,000万バレルの需要減が予測されていたが、今月末には1,700万バレル減、6・7月には1,200万バレル減まで改善されると予測されている。

大幅な供給減と需要回復への期待から、原油価格は異常相場を脱しつつあるようだ。

一方、原油価格が30ドルを超えると、増産に動く産油国や企業も出てくるとみられ、警戒感から上値は重くなりそうだ。

先週の週足チャートは、基準線を上離れ、やや実体の大きい陽線で引けた。値位置は、強気に傾きつつあると言えそうだ。また、MACDは底打ちの気配を見せ始めており、これがsignalを上回ってくると、本格的に上昇トレンド入りとなる可能性もありそうだ。

一方、日足チャートは、転換線を上放れての推移となった。異常な安値から、平常の値動きへ戻りつつあるようだ。今週の目安としては、転換線の18.5ドル付近が下値サポート、雲の下限の28.6ドル付近が上値抵抗ラインとなりそうだ。

注目の経済指標、イベント(5月11日~5月16日)

* 5月12日(火) 中国4月PPI・CPI、米4月CPI

* 5月13日(水) OPEC月報、ユーロ圏3月鉱工業生産指数、EIA米原油週間在庫統計

* 5月14日(木) IEA月報、米新規失業保険申請件数

* 5月15日(金) 中4月小売売上高、ユーロ圏1-3月期実質GDP、米4月小売売上高、米4月鉱工業生産指数、米5月NY連銀製造業指数、米5月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 5月16日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション

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