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金相場は調整局面? サポートは依然強く

金価格横ばい 安全資産需要弱まる

金価格は金曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時10時25分、前日終値より0.6ドル高い、1732.3ドルとなっている。

トランプ米大統領が経済活動再開の指針を表明したことで、安全資産需要がやや和らいだようだ。

一方、長引く先行き不安と低金利環境を見越して、押し目買いも入りやすくなっているようだ。

金相場は調整局面? サポートは依然強く

新型コロナウイルスの感染は、17日時点で世界193か国以上、213.5万人以上に広がり、死者は14万人以上に上っている。

米労働省が16日発表した新規失業保険申請件数は、524.5万件となり、1か月間の申請件数は合計で2,200万件を超えたものの、前週の661.5万件からは減少した。

ピークアウトが意識され、安全資産需要がやや後退したことで金価格に下押し圧力がかかったようだ。

また、米ドル指数が再び上昇してきていることも、金価格の重石となっているとみられる。

トランプ米大統領は16日、新型コロナウイルスの感染拡大は、ピークを越えたとして、感染者が少ない地域から経済活動の再開を3段階で実施していく新指針を発表した。

経済活動再開への期待から、金の売りが進んだ面もあるようだ。

さらに、世界第2位の金需要があるインドでは、今年の金需要が30年ぶりの低水準に落ち込む見通しとなるなど、新型コロナの影響による実需の減少も、金価格の弱材料となっている。

一方で、まだ先が見通せない新型コロナの状況や、新型コロナの影響を和らげるための金融・財政支援策による低金利・金余り懸念が、金価格の強いサポートとなっているようだ。

ハイリッジ・フューチャーズのデビッド・メガー氏は「前例のない規模の金融・財政支援が、世界中で行われており、金相場は基本的に強気だ」と指摘している。

また、HSBCのジェームズ・スティール氏は「感染症や金融・経済の不確実性、そしてそれらの結果も、金価格上昇の材料となるだろう。金の上昇トレンドは、20201年まで続きそうだ」と述べている。

当面は、利確売りなどによる調整下げもあるとみられるが、金を取り巻く環境は、金価格をさらに押し上げることになりそうだ。



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