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コーンは3年半ぶり安値 食肉工場の閉鎖相次ぎ

シカゴコーン 日足

14日のシカゴコーン先物の終値は、前日比-5.5セントの326セントで反落。約3年半ぶりの安値水準を推移している。

引き続き新型コロナウイルス拡大に伴う外出や移動の制限で、バイオ燃料の消費が抑えられることによるエタノールの需要減少懸念がコーン価格の重石となっている。

バイオ燃料のエタノールはコーン需要の4割を占めており、米農務省(USDA)が9日に発表した需給報告では、エタノール向け需要は前月比7%減の1億2800万トンに引き下げられた。また、コーンの米国期末在庫が前月比11%増の5315万トンに上方修正され大幅に増加したことが確認されたことに加え、原油市場の下落も重なり、コーン価格を抑えている。

13日にUSDAが発表した週間輸出検証高によると、米国産コーンは102万9866トンと事前予想レンジ内であったが、2019-20年度の累計は前年同期比36.2%減と弱い結果となっている。

コーン価格の下落要因として、米食肉加工工場の閉鎖が相次いでいることも挙げられる。閉鎖により家畜価格が下落し、畜産農家が飼育数を減らす可能性が見込まれ、家畜向けの飼料需要の低下が懸念されている。

米豚肉加工大手のスミスフィールド・フーズは、従業員の新型コロナウイルス感染で15日から一部工場を閉鎖する。1日当たり約1万頭の蓄能力があり、米国全体の約2%を占めるというタイソンフーズ社の豚肉工場も操業を停止し、約12の食肉加工工場の閉鎖が報告されており、警戒感が広がっている。

同じく家畜向け飼料のシカゴ大豆も価格を下げている。

シカゴ大豆 日足

14日のシカゴ大豆は前日比-7.25セントの847セントで続落。今年に入り1ドル以上(10%以上)値を下げており、地合いの弱さを見せている。

しかし、3月25日に中国税関総署が発表した統計によると、1-2月の米国産大豆の輸入は610万1000トンと、前年同期(104万4000トン)の6倍に拡大している。米中貿易摩擦の第一段階合意を受けて発注した分が到着したと見られており、今年に入って中国の米国産大豆の輸入拡大傾向が続いている。

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