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原油価格反発はいつ? 協調減産も上値重く

原油先物市場 概況(2020年4月6日~4月11日)

WTI原油先物は11日、前週比5.58ドル(19.69%)安い、22.76ドルで取引を終えた。

新型コロナウイルスの感染拡大で、エネルギー需要が急減し、原油価格が低迷する中、OPEC+は9日、緊急会合を開催し、協調減産について協議した。

サウジアラビアとロシアなどが日量1,000万バレルの減産で合意したとの報道を受け、供給過剰の緩和期待から原油価格は急騰。一時28.36ドルを付けたものの、その後下落。

米国など他の産油国の参加見通しが不透明で、詳細がはっきりしないことが圧迫要因となったようだ。

一方、米ベイカー・ヒューズ社が発表した先週の米オイルリグ稼働数は、前週比マイナス58基と大きく減少した。米リグ稼働数は、この4週間で179基減と急激に減少している。

今週の原油価格見通し

OPEC+は日本時間の13日にも緊急会合を行い、970万バレルの協調減産を行うことで合意した。

クウェートの石油大臣は「世界全体での減産量は、全体の20%にあたる日量約2,000万バレルに達するだろう」と述べている。

また、トランプ米大統領は「これで米エネルギー産業の雇用も救われるだろう」とOPEC+の協調減産を歓迎した。

ただ、新型コロナの影響による世界の原油需要の減少は、日量3,000万バレルに上るとの試算もあり、新型コロナの感染拡大に終息の兆しが見えない限り、原油価格も上値が重い状況が続きそうだ。

先週の週足チャートは、前週の大陽線の中心付近での小陰線となり、はらみ線の形となった。2週足で見ると、基本的には弱気だが、反転の兆しを示すこともある。RSIでも売られすぎ水準から戻りそうな動きを見せており、反転上昇の買いタイミングが訪れる可能性もありそうだ。

一方、日足チャートは、転換線付近での価格推移となった。今週の目安としては、転換線の24ドル付近が下値サポート、遅行スパンが価格線にぶつかる31ドル付近と、基準線の33ドル付近が上値抵抗ラインとなりそうだ。抵抗を上抜けた場合は、40ドル付近までの上昇もあり得る。

注目の経済指標、イベント(4月13日~4月18日)

* 4月14日(火) 中国3月貿易収支、米3月輸入物価指数

* 4月15日(水) 米3月小売売上高、米4月NY連銀製造業景気指数、EIA米原油週間在庫統計

* 4月15日(水) 4月NY連銀製造業景気指数、EIA米原油週間在庫統計、IEA月報

* 4月16日(木) 米4月フィラデルフィア連銀景況指数、米新規失業保険申請件数、OPEC月報

* 4月17日(金) 中国1-3月期実質GDP、中国3月鉱工業生産指数、中国3月小売売上高

* 4月18日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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