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原油安解消へ? 協調減産の行方に注目

weekly oil

原油先物市場 概況(2020年3月30日~4月3日)

WTI原油先物は3日、前週比6.83ドル(31.75%)高い、28.34ドルで取引を終えた。

供給過剰懸念により異常な安値水準が続いていた原油相場だったが、2日にトランプ米大統領が大幅な協調減産を行うとツイートしたことで、原油価格は急騰した。

その後、米国は減産しない、とトランプ氏が発言したことや、OPEC+の会合が延期されたこともあり、先行き不透明感から、上値は限定的となったようだ。

ただ、原油安の主要因の一つだった供給増は避けられるとの見通しから、市場のセンチメントは強気に傾いたとみられる。

一方、米ベイカー・ヒューズ社による先週の米オイルリグ稼働数は、前週比マイナス62基と、前週以上に大幅な減少となっている。

今週の原油価格見通し

米国ではすでに、新型コロナの影響によるシェール企業の破産手続き申請も出てきており、原油安への対応は、待ったなしの状況となっている。

米国・ロシア・サウジアラビアなど主要産油国による協調減産は、日量1,000万バレル規模になるとの見通しだったが、実現にはまだ障害が残っているようだ。

ロシアとサウジは、原油安についてお互いを非難し、減産を話し合うためのOPEC+会合は延期された。また、米政権は減産の代わりに原油輸入への関税をかけることも示唆している。

ただ、原油安に苦しむ産油国は多く、主要3国とOPEC加盟国以外にも、カナダやノルウェー、メキシコなども減産への協力を表明した。8・9日の協議で減産が決定すれば、原油価格は一段高となりそうだ。

先週の週足チャートは、前週の終値よりも下から寄り付き、一時20ドルを割り込んだものの、最終的には大陽線で引けた。底打ち上昇転換の可能性が高まったとみられるが、ストキャスティクスやRSIではまだ売られすぎ水準から抜けておらず、ここを突破したところが買いタイミングとなりそうだ。

一方、日足チャートは、転換線の下での値動きが続いていたが、週末にかけて転換線を上抜けてきた。反転上昇の可能性が高まったと言えそうだが、基準線の34ドル付近が上値抵抗、転換線の24ドル付近が下値のサポートとして機能することになりそうだ。

注目の経済指標、イベント(4月6日~4月11日)

* 4月6日(月) ドイツ2月製造業新規受注

* 4月8日(水) API米原油週間在庫統計、EIA米原油週間在庫統計

* 4月9日(木) 米3月FOMC議事録、米新規失業保険申請件数、米4月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 4月10日(金) 中国3月PPI/CPI、米3月CPI

* 4月11日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

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