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原油安はいつまで? 米シェール企業倒産も

原油価格上昇 需要大幅減で

原油価格は水曜日、やや上昇。

WTI原油先物は、日本時間10時49分、前日終値より0.77ドル高い、21.08ドルとなっている。

COVID-19の感染拡大による原油需要の減少が、引き続き原油価格の重石となっている。

一方、米露の原油安への対応や、中東の地政学リスクの高まりが、原油価格の支えとなったようだ。

原油安はいつまで? 米シェール企業倒産も

新型コロナウイルスの感染は1日時点で世界187か国以上、90万人以上に広がり、死者は4.5万人以上に上っている。

外出・移動制限により、4月の石油燃料需要は20~30%減少する見通しだ。

1日にEIAが発表した米原油在庫量は、前週比約1380万バレル増。米ガソリン在庫は同750万バレル増、中間留分在庫は同220万バレル減となっていた。

長引く原油安により、米シェール企業も苦境に立たされているようだ。

米ホワイトニング・ペトロリアムは1日、破産手続きを申請。新型コロナの影響によって、米シェール企業が破産手続きを申請した初のケースとなった。

関連記事:知っておくべき「シェールオイル」の今

原油安に対応するため、米露首脳は電話会談を行った。ロシアのプーチン大統領は1日、原油生産国・消費国に、需給バランスの改善への取り組みを呼び掛けた。

トランプ米大統領は「原油は水より安くなり、米産業に損害を与えている」と原油安を批判した。

米国の圧力にも関わらず、サウジアラビアの産油量は1日、日量1200万バレル超まで増加。原油市場の主導権争いが続いているようだ。

一方、米経済制裁に加え、新型コロナの感染拡大が続くイランでは、ロウハニ大統領が「米国はイランへの制裁を取り下げる機会を逸した」と、米国への警告ともとれる発言をした。

その後トランプ米大統領は「イランやその代理勢力による攻撃計画がある。代償は高くつく」として、イランを牽制。米・イランの緊張が再び高まっているようだ。

しばらくは、主要産油国の動きとともに、中東の地政学リスクにも注意する必要がありそうだ。


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遠藤 結香

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