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リスク回避で金は下支え 米経済指標は低調

NY金先物チャート 日足

1日のNY金先物は、前日比-5.2ドルの1591.4ドルでクローズした。

アジア時間では一時1576ドルをつけるも、NY時間にかけて値を戻し、現在10時時点では1600ドルを回復している。

1日、米ISM製造業景況指数が発表され、結果は49.1(前月50.1)と、景気拡大と縮小の節目とされる50を3カ月ぶりに下回った。新型コロナウイルスの感染拡大に関連した需要急減を反映した。

また、米ADP民間雇用統計も発表された。非農業部門の民間就業者数が前月比2万7000人減と、2017年9月以来2年半ぶりに就業者数がマイナスとなった。

しかしこの数値は、先月3月12日までのデータをもとに算出されており、新型コロナウイルス感染拡大によってロックダウン(都市封鎖)が行われたことによる影響が十分に反映されていないとしているため、現時点ではさらなる悪化が予想されている。

これらの低調な内容の米経済指標を受けて景気減速懸念が高まり、安全資産とされる金は買い戻しの動きを見せた。

米株式市場では、ダウ平均の下げ幅が一時1000ドルを超え、リスク回避の動きが目立った。金価格上昇が支えられる要因となったが、ドル買いも根強いため、ドル建てである金は大きな上昇は見られなかった。

トランプ大統領は1日、新型コロナウイルス感染拡大を受け「米国は非常に厳しい2週間に直面している」と述べ、危機感を示した。また、感染症専門家のバークス氏は、米国の死者数が10~20万人に達する可能性があると指摘したことがリスク回避となった要因と見られている。

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sasaki

さくらインベスト ディーリング部所属アナリスト。現役トレーダーとして日々相場と向き合っている。チャート分析力に定評あり。

 

 

 

 

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