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相場環境の変化 金値動きにも影響

金価格下落 ドル高が重石に

金価格は水曜日、やや下落。

NY金先物は、日本時間10時58分、前日終値より2.2ドル安い、1594.4ドルとなっている。

前日には中国の経済指標回復やドル高傾向を受け、金価格は約2.8%下落した。

一方、FRBによる海外中銀へのドル資金供給措置が発表されたことが、金価格の支えとなったようだ。

相場環境の変化 金値動きにも影響

新型コロナウイルスの感染は31日時点で世界186か国以上、82万人以上に広がり、死者は4万人以上に上っている。

米コンファレンス・ボードが31日発表した、3月の消費者信頼感指数は120.0と、前月から12.6ポイントの大幅な低下となり、新型コロナウイルスの感染拡大による景況感の悪化を示す結果となった。

ただ、同日発表された3月の中国製造業PMIは、前月比で16.3ポイント高い52.0と、新型コロナの影響で大きく低下した前月からは、大きく回復した。

中国の経済指標が改善したことで、市場はややリスク志向へ傾き、金が売られる場面もあった。

オアンダのクレイグ・アーラム氏は「ドル高とリスク志向が金価格の重石となった」と指摘している。

主要6通貨に対する米ドルの価値を示すドル指数は31日、一時約1%上昇した。日本の投資家や企業が、年度末のドル不足分を調達に走ったことが一因となったようだ。

一方で、先行き不安と金融緩和政策が、金価格を支えているとみられる。

ケディア・コモディティーズのアジェイ・ケディア氏は「各国中銀による金融緩和と同時に各国政府のデフォルト懸念が広がり、金は高値更新することも十分考えられる」と述べている。

また、TDセキュリティーズはレポートで「各国中銀の金融緩和により、実質金利は徐々に下がっていくと考えられ、今後数年間にわたる金の上昇トレンドの基礎固めとなるだろう」と述べている。

他方で、ロシア中銀が4月から金の買い入れを停止すると発表した。今後、金売りに転じるとの見方もあり、動向が注目されている。

相場環境が激変する中、金価格が本来の値動きに戻るには、まだ時間がかかりそうだ。


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