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FRB金融政策に期待も 警戒感はなお強く

貴金属価格上昇市場流動性は回復へ?

FRB金融政策に期待も 警戒感はなお強く

米FRBは23日、臨時のFOMCで、米国債などの買い入れ量をこれまで目安としていた7000億ドルから、当面無制限とする緊急措置を決めた。

オーストラリア中銀も、23.5億ドルの国債買い入れ案を発表するなど、各国中銀による景気下支え策が表明されている。

国債買いは金利低下につながりやすく、低金利環境の継続見通しが、金の強材料となったようだ。

また、FRBによる景気刺激策への期待から、現金化の波が逆流し、大きく売られていた貴金属が買われている面もあるようだ。

金の裏付けがある金ETFを発行している、SPDRゴールドトラストの金保有量も、23日には前日比1.8%増となった。

ただ、米政権による2兆ドル規模の経済支援策をめぐっては、与野党の対立で承認が遅れており、金融市場の警戒感は強いままだ。

新型コロナウイルスの感染は24日時点で世界174か国以上、36万人以上に広がり、死者は1.6万人以上に上っている。

中でも、米国で急速に感染が拡大している。WHOのデータによると、米国の感染者数は、ここ1週間で約18.8倍、死者数は約10倍になった。(イタリアは約2倍/約3倍、日本は約1.3倍/1.7倍)

新型コロナウイルスの感染拡大に終息の兆しが見えない中、状況によっては貴金属がまた売り込まれる可能性も十分にありそうだ。


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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