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金相場に現金化の波 今週以降弱まるか

weekly gold

金先物市場 概況(2020年3月16日~3月20日)

             NY金先物期先チャート 1時間足

NY金先物は20日、前週比32.1ドル(2.12%)安い、1484.6ドルで取引を終えた。

22日時点で、コロナウイルスの感染確認は世界165か国以上に広がっており、感染者数は29万人以上、12,000人以上が亡くなっている。

コロナウイルスの感染拡大を受け、金融市場では資産の現金化が進んだ。金市場も例外ではなく、上値が重い展開となった。

一方、米ドル指数はおよそ3年ぶりに100を超えた。金価格は、ドル指数と逆相関の動きになりやすく、ドル高が金価格を下押しした面もある。

週末にかけては、各国による景気刺激策への期待から、資金の引き上げがやや弱まったようだ。

            CFTC NY金先物 投機筋買い越し幅

今週の金価格見通し

新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、世界各国で経済活動が休止し、景気下押しは避けられない状況となっている。

このような状況を受け、各国は景気刺激策を検討している。米政権は21日、検討中の大型景気刺激策が最大2兆ドルに達すると表明した。

流動性の低下が懸念されていた米国債価格は、先週末やや戻しており、今後、金市場など他の金融市場でも、本来の値動きが戻ってきそうだ。

景気後退局面では通常、国債や金など安全資産が買われやすくなる。今週は、金価格がやや戻す可能性もありそうだ。

            NY金先物期先チャート 週足

先週の週足チャートは、一時雲の上限付近まで下げたがその後戻し、下ヒゲのやや長い陰線となった。終値は遅行スパンが転換線と重なる1484ドル付近で引けており、今週はここから反発する可能性もありそうだ。今週の目安としては、基準線1575ドルが上値抵抗、雲上限1462ドルが下値支持ラインとなりそうだ。

一方、日足チャートを見ると、先週は雲の下限を下抜け、3役逆転が完成。200日移動平均の下で引けており、非常に弱いチャートとなっている。今週の目安は、200日移動平均の1496ドル付近が上値抵抗、昨年11月の安値1446ドル付近が下値サポートとなり、どちらかへ抜ければ、そちらの方向への動きが強まることになりそうだ。

注目の経済指標、イベント(3月23日~3月28日)

* 3月24日(火) ユーロ圏3月マークイットPMI、米3月マークイットPMI、米2月新築住宅販売件数

* 3月25日(水) 英2月CPI・PPI、米2月耐久財受注

* 3月26日(木) 英2月小売売上高、米10‐12月期実質GDP、米新規失業保険申請件数

* 3月27日(金) メキシコ中銀政策金利、米3月ミシガン大学消費者信頼感指数

* 3月28日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

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