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2020年3月 金売り込みの正体は?

コラム:2020年3月 金売り込みの正体は?

2020年3月9日以降、金価格は急落しました。

新型コロナウイルスの感染が拡大し続け、株価の暴落とともに先行き不安が広がる中で、なぜ、「安全資産」の金がこれほど売り込まれたのでしょうか。

一つの要因として考えられるのが「マージンコール」への対応です。「マージンコール」とは主に海外での取引で使われる言葉で、証拠金が不足した時に必要となる「追加の証拠金」のことをさします。

多くの金融資産の価値が急落して損が膨らんだことで、足りなくなった証拠金を捻出するため、利益の出ていた金を売って、証拠金に充てる投資家が続出。

金が大量に売られたことで、金価格は大きく下げた、との見方です。

もう一つ考えられるのは、世界景気が一気に下押しされたため「先立つもの=現金」があらゆるところで不足し、現金=通貨の価値が急騰したことです。

金価格は、とくに米ドルとの逆相関関係が強く、米ドルの価値が上がると、金の価値は相対的に下がりやすくなります。

米ドル指数がおよそ3年ぶりに100を超えたことが、金価格の下押し要因の一つとなったようです。

「何かあった時のための金」の「何か」が、まさに今の状況、ということなのかもしれません。

いずれにしても異常事態ですので、金価格の動きもイレギュラーとなっている可能性が高いです。金融市場全体が落ち着くまでは、こういったイレギュラーな動きに注意が必要となりそうです。



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