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意外と知らない!? 金価格の変動要因

金価格を動かす材料は?

金価格の主な値上がり、値下がり要因には、次のようなものがあります。

主なものだけでこんなにあるんですね。しかも、いくつかの要因が重なっているような時には、基本の値動き通りにならないこともあります。金相場って難しい!

ただ基本的には、「金を買いたい!」という人が多ければ金価格は上がりますし、「金を売りたい!」という人が多ければ、金価格は下がります。

ですので、人はどんな時に金を買いたくなるのか、どんな時に売りたくなるのかを考えれば、金価格の値動きが見えてきます。以下で、もう少し詳しく見ていきましょう。

金の「供給」について詳しく!

2019年の金の総供給量は約4,776トン。およそ7割が金鉱山から、3割がリサイクルからの供給でした。ここ10年ほどは、この2つで金供給のほとんどが占められています。

分かりやすいのは、金鉱山からの供給ですね。

金鉱山から新たに掘り出される金は「新産金」と呼ばれます。産出量が多い国トップ3は、1位が中国、2位がオーストラリア、3位がロシアです。ちなみに日本でも年間約6トンの金が掘り出されています。

一方、リサイクルによる供給は「2次供給」とも呼ばれます。精錬・加工・販売された金製品を回収し、これを再び熔解・ 製錬し直した金が、市場に再供給されています。

東京オリンピックの金メダルも、使用済みの携帯電話などから集めた、リサイクル金で作られることになっています。まさに「sustainable medal」ですね。

金のリサイクルがさかんに行われるのには、金の総量が限られている、という事情もあります。

ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)によりますと、人類がこれまでに掘り出した金の総量はおよそ19万トン。現時点で、今後採掘可能な金の総量は、およそ5.4万トンとされています。

昨年、鉱山から掘り出された金の量は約3,500トンでしたので、このペースですと15年ほどで地球上の金は掘りつくされてしまう計算になります。

金は今のところ代替できる物質がなく、総量も限られています。つまり、金鉱山やリサイクルの供給が一時的に増えたり減ったりしても、価格への影響は少なく、価値が下がりにくいのです。

金の「需要」について詳しく!

供給の影響が少ない分、金価格の値動きをつかむには、需要の要因を知ることが重要になります。

金の需要には、大きく分けて「実用品需要」と「安全資産需要」があります。

「実用品需要」とは、宝飾品や工業製品に使うための需要です。「金のネックレスが欲しい!」とか、「スマホの部品に使いたい!」など、金そのものが必要とされている需要と言えます。

この「実用品需要」は、景気がよく、消費がさかんな時に増える傾向があります。

一方、「安全資産需要」には、投資目的の買いや、公的部門(IMFや各国中央銀行)による金準備が含まれます。「インフレに備えたい!」「他のものよりは安心!」「将来、何かあった時のために!」など、相対的に資産を金に換えておいた方がよさそう、という需要です。

金は、大抵いつの時代も、どの国でも、不変の価値がある物です。

価値が目減りしない、という安心感がありますので、通貨や他の金融資産の価値が揺らぐような時に、この「安全資産需要」は大きく伸びる傾向があります。

2019年の金需要の内訳を見ますと、約半分が宝飾品需要となっています。特に、中国とインドの需要が多く、これらの国の景気が悪化すると、金需要が減り、金価格が下がりやすくなります。

また、近年増加傾向にあるのが投資による需要です。中でも、金現物の裏付けがあるETF(1326:SPDRゴールドシェア など)の買いが、新たな金需要として注目されています。

ここ10年ほどは、公的部門による金準備も増加し続けています。中国やロシアなどが、「脱米ドル」の動きを強めていることもありますが、先行き不安の増大も影響しているとみられます。

まとめ

金価格の変動要因について、以下のポイントをおさえておきましょう!



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