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原油安継続か 需要減が下押しに

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原油先物市場 概況(3月9日~3月13日)

           WTI原油先物期先チャート 1時間足

WTI原油先物は13日、前週比9.55ドル(23.13%)安い、31.73ドルで取引を終えた。

週で23%以上の下げとなったのは、2008年の金融危機時以来。新型コロナウイルスの感染拡大による需要減と、主要産油国による供給増見通しが、原油価格を押し下げた。

世界的な新型コロナ感染拡大を受け、米政権は欧州からの渡航を禁止することを表明。すでに減少している原油需要が、さらに下押しされるとの懸念から、原油価格は下押しされた。

また、サウジアラビアとロシアのシェア争いによる供給過剰懸念も、原油価格の弱材料となっている。

一方、下押しされる経済を支えるための各国の対応への期待が、原油価格にも一定の支えとなっているようだ。

           CFTC  WTI原油先物 投機筋買い越し幅の推移

今週の原油価格見通し

新型コロナの状況に改善の兆しが見えなければ、引き続き原油価格にも下押し圧力がかかりそうだ。

一方、原油安に巻き込まれた米シェール業者の救済措置として、トランプ米大統領は戦略的石油備蓄を増やすことを表明している。

国による買い入れにより、原油価格はある程度の下支え効果が期待できるが、在庫の積み上がりは原油価格の下押し要因ともなり得る。今週も、水曜日発表の米原油在庫統計に注目が集まりそうだ。

一方、先週末にはイラクで1月の原油価格急騰前と同様の事件が起こっており、地政学リスクの高まりにも注意する必要がありそうだ。

           WTI原油先物期先チャート 週足

週足チャートでは、先週は、前週から大きく窓を空け、上下にヒゲの長い陰線で引けた。2016年1月の安値26.05ドル近くまで下げたものの、終値は31ドル付近まで戻した。転換線43.56ドルを上回ることがあれば、本格的な戻しの動きも考えらえるが、今週も基本的には30ドル前後で推移するとみられる。

一方、日足チャートは週末、上ヒゲの長い陽線で引けた。まだまだ下押し圧力は強いとみられるが、30~35ドルのレンジで「離れ小島」のように足が並んでおり、反転ポイントとなる可能性も考えられる。当面は同レンジでの動きとなりそうだが、上は38ドル、下は25ドルが次の動きへのきっかけとなりそうだ。

注目の経済指標、イベント(3月16日~3月21日)

* 3月16日(月) 中国2月小売売上高、米3月NY連銀製造業景気指数

* 3月17日(火) ユーロ圏3月ZEW景況感指数、米2月小売売上高

* 3月18日(水) API米原油週間在庫統計、EIA米原油週間在庫統計

* 3月19日(木) 日銀政策金利発表、米政策金利発表、米3月フィラデルフィア連銀景況指数

* 3月20日(金) ユーロ圏1月経常収支、米2月中古住宅販売件数

* 3月21日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション

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遠藤 結香

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