大豆市場は上値重く 米中合意への不信感強まる

大豆市場は上値重く 米中合意への不信感強まる
シカゴ大豆先物 日足

27日のシカゴ大豆終値は、前日比+3セントの895セントでクローズした。

1月に900セントを下抜けた大豆だが、2月に入り反発を見せるも900セントで上値を抑えられている。

新型肺炎が中国外にも拡大していく中で、リスク回避の動きが大豆市場の重石になっている。更に、1月中旬に米中貿易協議の「第一段階合意」を受け、中国による米国産大豆の大量購入が待たれていたが、署名後も中国の動きはなく、市場では合意への不信感が強まっていることが大豆価格の上値を抑える要因となっている。

しかし直近では、短期的な売られ過ぎ感で買い戻しも入っており、3日続伸となっている。

更に、大豆生産主要国であるアルゼンチンの大豆輸出登録の停止が強気要因となった。これは輸出税率の引き上げに向けた措置だと見られており、米国産大豆の輸出が増える可能性の見方が価格を支えた。

27日、国際穀物理事会(IGC)は世界穀物需給報告を発表した。2019-20年度の大豆生産推定を3億4,500万トンと、1月に発表した3億4,200万トンから上方修正した。南米の見通しを上方修正した結果だとしているが、前年比は4.7%減となっている。消費予想は前年比2%増の3億6,000万トンとした。

米農務省が27日に発表した週間輸出成約高は、大豆は36万1,400トンと、事前予想60万~120万トンから大きく下回り、価格は上げ止まりを見せた。

日足を見ると、12月と2月に870セント付近で2回反発しており底堅さを見せているが、1月に付けた高値959セント付近から高値は切り下がっている。新型肺炎の拡大に伴う世界景気後退や、米中合意による米国産大豆の中国買い付けが遅れることで、大豆は更に弱含み870セントを割ることも考えられるだろう。

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sasaki

さくらインベスト ディーリング部所属アナリスト。現役トレーダーとして日々相場と向き合っている。チャート分析力に定評あり。

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