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金は上振れ コロナウイルス感染拡大で

金先物市場 概況(2020年2月17日~2月21日)

           NY金先物期先チャート 1時間足

NY金先物は21日、前週比62.4ドル(3.93%)高い、1648.8ドルで取引を終えた。

新型コロナウイルスの感染拡大への懸念が広がり、安全資産の金に資金が流入した。

23日時点で、コロナウイルスの感染者数は7.8万人以上となり、死者数は2400人を超えた。

中国本土以外でもフィリピン、香港、日本、フランス、台湾、韓国、イランで死者が確認されている。

中国政府は20日、コロナウイルス感染拡大による企業活動への影響を和らげるため、3カ月ぶりに政策金利を0.1%引き下げた。各国中央銀行も、利下げや低金利維持の動きを見せている。

低金利環境は、金利のつかない金の強材料となりやすく、安全資産需要とともに金価格を押し上げる 要因となったようだ。

           NY金先物 投機筋買い越し幅の推移

今週の金価格見通し

今週も、引き続き新型コロナウイルスの状況に注目が集まりそうだ。

感染拡大懸念や影響の長期化見通しが広がれば、安全資産の金需要はさらに増え、金価格は上振れすることになりそうだ。

今週は2月の米CB消費者信頼感指数や、中国製造業PMIが発表される。コロナウイルスの影響で、予想以上に悪化していた場合は、金価格はさらに押し上げられることになるだろう。

また、同じく安全資産の米国債がさらに買われ、金利が低下することも、金の強材料となり得る。

逆に、コロナウイルスの流行に終息の兆しが出てきた場合は、金は一気に売られる可能性もある。

           NY金先物期先チャート 週足

先週の週足チャートは、転換線を上放れて大陽線で引け、先高観が強まった。エリオットの第5波動と見た場合、1930ドル付近までの上昇も考えられる。今週の目安としては、転換線の1566ドル付近が サポートとなりそうだが、ここを下抜けると弱気転換もあり得る。

一方、日足チャートも転換線を上放れ、陽線で引けた。基本的に強気とみられるが、転換線の1608ドル付近、基準線の1599ドル付近を下回ってきた場合は、下への動きにも注意が必要だ。

注目の経済指標、イベント(2月24日~2月29日)

* 2月24日(月) 独2月Ifo景況感指数

* 2月25日(火) 独10‐12月期GDP

* 2月26日(水) 米2月コンファレンスボード消費者信頼感指数

* 2月27日(木) 米1月耐久財受注、米10‐12月期GDP

* 2月28日(金) ユーロ圏2月消費者物価指数、米1月個人所得・支出

* 2月29日(土) 中国2月製造業PMI、CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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