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景気下押し懸念が拡大 金相場に上昇圧力 

金価格上昇 1600ドル超え

金価格は水曜日、小幅に上昇。

NY金先物は、日本時間10時24分、前日終値より3.4ドル高い、1607.0ドルとなっている。

米アップルが新型肺炎の影響で収益予想が未達となる見通しと発表したことで、市場はリスクオフに。

安全資産の金にも資金が流入し、金価格は火曜日には1600ドルを超えた。

景気下押し懸念が拡大 金相場に上昇圧力 

米アップル社は17日、前年同期比で9~15%増としていた1-3月期の売上高予想(630億~670億ドル)に ついて「達成できない見込みだ」と発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大が、主力のiPhone部品の生産と、中国市場での需要に響いたようだ。

好調を維持していたアップルの発表を受け、コロナウイルスの影響が予想以上に深刻であるとの見方が広がり、株価が下落する一方で、安全資産の金市場に資金が流入したようだ。

TDセキュリティーズのバート・メレク氏は「コロナウイルスの状況が予想よりも悪く、各国中銀がより緩和的な金融政策に傾く可能性が高まったことも、金価格を押し上げる要因となったようだ」と指摘。

世界的な低金利環境は、金利のつかない金にとっては強材料となりやすい。

中国人民銀行は17日、コロナウイルスによる経済的損失を軽減するため、短期金利を引き下げている。

新型コロナウイルスによる肺炎での死者は2000人を超えた。WHOは大流行を含め「まだ、どのようなシナリオにもなり得る」と警告している。

一方、金と逆の値動きになりやすいドル指数も、上昇を続けている。

主要6通貨に対するドルの価値を示すドル指数は約4ヶ月ぶりの高水準となっており、金の保有コストは相対的に高くなっている。

ハイリッジ・フューチャーズのデビッド・メガー氏は「金価格の重しとなりやすいドル高傾向が続いている中でも金価格は上昇しており、金相場の強さを示している」と述べている。

コロナウイルスによる景気下押し懸念が払しょくされない間は、金価格に強い上昇圧力がかかり続けることになりそうだ。

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遠藤 結香

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