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新型肺炎の感染拡大 FRB議長証言に注目

金価格横ばい 利確の売り続く

金価格は火曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間10時12分、前日終値より4.3ドル安い、1575.2ドルとなっている。

コロナウイルスの世界経済への悪影響を警戒し、安全資産の金への資金流入が続いているようだ。

一方で、株価の反発とドル高が、金価格の上値を抑えているとみられる。

新型肺炎の感染拡大 FRB議長議会証言に注目

中国国内の新型肺炎による死者数は少なくとも1011人に達し、感染者数は3万人を超えている。

感染拡大に伴い人・モノの移動制限が長引く中、中国経済への影響が懸念されているようだ。中国では10日に企業活動が一部再開されたものの、感染拡大への警戒感は強まっている。

また、WHOは中国国外での感染者数について「氷山の一角」である可能性があるとしている。

感染拡大の勢いは衰えを見せておらず、先行き不安から金を買う動きが続いているようだ。

TDセキュリティーズのダニエル・ガリ氏は「コロナウイルス感染拡大への懸念から、金需要が増加しているが、同時に利確の売りが価格の急上昇を抑えている」と指摘している。

11・12日に予定されている、パウエルFRB議長による米議会証言でも、コロナウイルスの影響に関する発言に注目が集まりそうだ。

FRBは1月、政策金利を据え置きとしたが、コロナウイルスによる米経済への悪影響が大きくなると 判断されれば、追加利下げの可能性も高まるとみられる。

利下げは金価格の強材料、利上げは弱材料となりやすい。パウエル議長の発言が、金価格にも影響を 与える可能性がありそうだ。

一方、主要6通貨に対するドルの価値を示すドル指数が急騰し、約4か月ぶりの高水準となっている。

ドル指数は金と逆の値動きになりやすく、ドル高傾向が金価格の上値を抑えているようだ。

当面は様子を見ながらの売買が続きそうだが、コロナウイルスの影響が長引けば、景気の下押し懸念や緩和的金融政策により、金価格が押し上げられる可能性もありそうだ。

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遠藤 結香

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