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原油は反発 リスク選好で買い戻し

WTI原油先物チャート 日足

WTI原油先物終値は5日、前日比+1.14ドルと反発し、50.75ドルでクローズした。

数週間で急激に売られ過ぎ感が高まった中、ポジション整理の買い戻しが入り、相場を押し上げる展開となった。

中国・武漢で発生し、世界にも拡大しつつある新型コロナウイルスについて英スカイは5日、科学者によるワクチン開発に大きな進展があったと報じられた。

更に、中国の大学研究チームが新型肺炎患者の治療に使える可能性がある薬を発見したと伝わった。

これらの報道を受け、新型肺炎の拡大による世界経済の停滞や、エネルギー需要が減退するとの懸念がやや後退し、原油の買い戻しが活発化した。

また5日は、米ADP民間雇用者数と米ISM非製造業総合指数などの米国経済指標が発表された。

ADP雇用者数は29.1万人増、ISM非製造景気指数は55.5と、どちらも事前予想を上回る結果となった。そのためドルや米株価指数は大幅に上昇し、リスク選好ムードの中で原油価格も押し上げる動きとなった。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成される「OPECプラス」は、4日~5日の2日間の日程で共同技術委員会(JTC)を開催していたが、予定を延長して6日も引き続き延長すると報じられた。

ロシアが減産拡大に後ろ向きというのが理由だとしているが、協調減産の延長については前向きだとしており、原油価格を支える思惑買いを誘った。

米エネルギー情報局(EIA)は5日、先週末の米原油在庫を発表した。事前予想280万~300万バレル増加に対し、335.5万バレル増加という結果だったが、石油製品在庫の減少が支援材料となり、原油在庫量増加は圧迫要因にはならなかった。

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sasaki

さくらインベスト ディーリング部所属アナリスト。現役トレーダーとして日々相場と向き合っている。チャート分析力に定評あり。

 

 

 

 

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