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新型肺炎への懸念和らぐ 市場はリスクオンへ?

金価格下げ止まり 新型肺炎への懸念は後退か

金価格は木曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間10時52分、前日終値より2.5ドル安い、1560.3ドルとなっている。

新型コロナウイルスの感染拡大懸念がやや後退し、金価格の急騰も一服したとみられる。

一方で、低金利環境や先行きの不確実性などの強材料に、再び市場の目が向き始めたようだ。

新型肺炎への懸念和らぐ 市場はリスクオンへ?

新型コロナウイルスの感染者はこれまでに20か国以上で確認され、死者は500人近くに上っているが、感染拡大に対する市場の警戒は、やや落ち着いてきたようだ。

中国では、ウイルス感染の治療に効果が期待される薬の開発が進んでいる、との報道もされている。

WHOは「新型コロナウイルスによる感染症に効果があると証明された治療法はまだない」と指摘しているものの、市場はリスクオンに傾きつつあるようだ。

USグローバル・インベスターズのマイケル・マトセク氏は「新型ウイルスの感染拡大など大きな恐怖に直面した時、人々はまず金買いに走る。しばらくするとその反動売りが出るものだ」と述べている。

また、5日発表された1月のADP米非農業部門雇用者数は、前月比+29.1万人とおよそ5年ぶりの大幅な伸びとなった。

米労働市場の強さが示されたことで、株価やドルは上昇している。7日発表される米政府の雇用統計の結果にも期待が集まっているようだ。

景気の下押しリスクが後退したことで、金価格は週前半大きく下げたものの、反発の動きも見られる。

リスク資産へ資金が戻りつつある中、金市場では金価格が下がったところで安値買いを狙う「バーゲンハント」の動きもあったようだ。

RJOフューチャーズのボブ・ハーバーコーン氏は「全体のトレンドは上となっている。各国中央銀行の利下げの動きが金需要を押し上げている。押し目で金を買い増そうとする投資家も多い」と指摘。

突発的な要因の影響が薄れて来れば、低金利や不確実性などの長期的な要因が、再び注目されることになるかもしれない。

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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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