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需要減懸念拡大 原油は弱気相場へ?

2020.1.24 原油

原油価格横ばい 新型ウイルス拡大懸念で

2020.1.24 oil

原油価格は金曜日、横ばい。

WTI原油先物は、日本時間10時32分、前日終値より8セント高い、55.67ドルとなっている。

中国の新型肺炎感染拡大による原油需要減への懸念から、原油には売り圧力がかかっているようだ。

一方、EIA発表の米原油在庫量がやや減少したことが、原油価格を支えたとみられる。

需要減懸念拡大 原油は弱気相場へ?

中国政府は23日、感染拡大を防ぐため、武漢のほか周辺地域の交通を遮断した。

新型コロナウイルスの感染者は630名近くにのぼり、死者は18名となっている。また、感染・死亡が 疑われる例も含めると、実際の数はこれを相当上回るとの見方もある。

また、春節で多くの中国人が世界中に移動することで、感染が拡大する恐れも指摘されている。

WHOは23日、感染が他の国でも拡大するおそれがある「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には、現時点ではあたらないと発表したものの、市場の警戒感は高まっているようだ。

2002‐2003年に大流行したSARSによる経済損失は、約400億ドルとも言われており、今回も世界の 経済活動が妨げられる事態となれば、原油需要は減少する可能性が高い。

JPMコモディティーズ・リサーチは、SARSと同規模の大流行となった場合、原油価格は最大で1バレル5ドル程度押し下げられると試算している。

一方、EIA発表の先週の米原油在庫量は、前週比40.5万バレル減と、小幅に減少した。

前日にはAPIが在庫増を発表して売りが拡大していたが、EIAデータを受け、やや買い戻されたようだ。

ただ、ガソリン在庫が大幅に積みあがっていること、先週の米原油在庫減は、輸入の減少によるものと考えられることから、米原油需要の弱さがうかがえる。

トラディション・エナジーのジーン・マクギリアン氏は「市場は需要減懸念と、OPEC+の協調減産 終了後の供給増懸念から、原油買いを控えているようだ」と述べている。

市場は3月にOPEC+の協調減産が終了する可能性に注目し始めているようだ。4月以降の延長に関する情報がなければ、原油相場は弱気に傾いていくことになりそうだ。

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