金価格は下げの可能性 米中合意署名で

金価格は下げの可能性 米中合意署名で

金先物市場 概況(2020年1月6日~1月10日)

weekly gold 2020.1.13
NY金先物期先チャート 1時間足

NY金先物は10日、前週比7.7ドル(0.50%)高い、1560.1ドルで取引を終えた。

先週、米軍の空爆によりイラン革命防衛隊のカセム・ソレイマニ司令官が殺害されたことを受けて、 イランは8日未明、米軍が駐留するイラクのアサド空軍基地などをミサイルで攻撃。

NY金先物価格は中東の緊迫化を受けて、一時1613.3ドルまで急騰した。

その後、米大統領の、軍事行動を控える趣旨の発言に加え、イラン外相の「報復攻撃は完了した」との発言で、大規模な戦争に発展するリスクは、ひとまず回避されたとの見方が広がり、金価格は下落。

一方、10日発表された昨年12月の米雇用統計で雇用者数の伸びが市場予想を下回り、平均時給の伸びが2018年半ば以来の低さとなったことを受け、株価は下落、金価格はやや上昇した。

weekly target rate 2020.1.13
CMEフェドウォッチ 政策金利予測

今週の金価格見通し

今週は、米中貿易協定「第1段階」の合意署名が予定されている。

当初は11月の予定だった署名が先延ばしになってきた経緯もあり、実際に署名が行われるまでは一定の警戒感が残ると考えられるが、予定通り署名が行われた後は、金価格は反落する可能性が高い。

また、28・29日のFOMCを前に、弱い米経済指標が続いた場合は、米金融政策が再び緩和的な方向へ 傾く可能性も出てくる。

利上げは金価格の下げ材料に、利下げは上げ材料になりやすい。今後の米経済指標にも注意する必要がありそうだ。

weekly gold 2020.1.13②
NY金先物期先チャート 日足

週足チャートを見ると、先週は実体が非常に短い陰線で引けた。上ヒゲが長いが、突発的な上昇後の 反落であり、基本的には強気相場継続と考えられる。エリオット波動の第5波動と見た場合、1613ドルを超えて上昇局面が終了した可能性と、次の目安1741.8ドルを目指す上げの途中である可能性が残る。

ただ、日足チャートでは、価格が転換線を下回ってきており、勢いの衰えが見られる。基準線の1537~1538ドル付近も下回ってくることがあれば、下方向への動きが強まる可能性もある。

注目の経済指標、イベント(1月13日~1月18日)

* 1月13日(月) 英11月貿易収支

* 1月14日(火) 中国12月貿易収支、米12月消費者物価指数

* 1月15日(水) 英12月消費者物価指数、米1月NY連銀製造業景気指数

* 1月16日(木) 米12月小売売上高、米1月フィラデルフィア連銀景況指数

* 1月17日(金) 中国10‐12月期実質GDP、ユーロ圏12月CPI、米12月鉱工業生産指数

* 1月18日(土) 米1月ミシガン大学消費者信頼感指数、CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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