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中東情勢の行方 引き続き警戒必要

2020.1.9 原油

原油価格反発 中東の緊張緩和で

2020.1.9 oil

原油価格は木曜日、小幅に反発。

WTI原油先物は、日本時間11時36分、前日終値より45セント高い、60.06ドルとなっている。

日本時間の8日朝には、米国に対するイランの報復攻撃を受け、原油価格は急騰。

その後、トランプ米大統領の会見を受けて緊張が緩み、原油価格は大きく反落していた。

中東情勢の行方 引き続き警戒必要

米軍は現地時間2020年1月3日未明、イラクの首都バグダッドで、無人機による攻撃を実施し、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官を殺害した。

国民的英雄であるソレイマニ氏の殺害を受け、イランは1月8日、米軍が駐留するイラクのアル・アサド空港に、ミサイルによる報復攻撃を行った。

イランの攻撃を受け、事態は一気に緊迫化。WTI原油価格は、一時65ドルまで急騰した。

その後、トランプ米大統領やイランのザリフ外相がツイッターで事態の沈静化を示唆。

トランプ米大統領は8日の会見で「米国は確かに大規模な軍事力を有しているが、必ずしもそれを使うわけではない」と発言。

高まった緊張が一旦落ち着いたことで、WTI原油価格は、およそ1か月ぶりに60ドルを割り込んだ。

一方、8日発表されたEIA米原油在庫は、前週比約120万バレル増と、予想に反して増加した。

クリッパーデータの商品調査責任者、マット・スミス氏は「緊張の緩和に加え、原油在庫の増加が原油価格を押し下げたようだ」と指摘している。

原油価格の上昇で米産油量が増加している可能性もあり、供給過剰感には注意が必要となりそうだ。

また、即時の軍事衝突は避けられたものの、中東リスクは依然として高いままだ。

米軍のマーク・ミリー統合参謀本部議長は「今後も、イラク・シリアに駐留する米軍が、イランが支援する武装勢力の攻撃を受ける可能性は、極めて高い」と述べている。

突発的な中東リスクの高まりに原油価格が急騰する可能性もあり、引き続き警戒が必要となりそうだ。

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遠藤 結香

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