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中東リスクの行方 原油価格は一段高へ?

2020.1.7 原油

原油価格やや下落 利確が先行か

2020.1.7 oil

原油価格は火曜日、やや下落。

WTI原油先物は、日本時間11時38分、前日終値より62セント安い、62.65ドルとなっている。

米国によるイランの司令官殺害を受けた中東情勢の緊迫化が、原油価格を支えているとみられる。

ただ、大規模な軍事衝突に発展する可能性は低いとみて、利益確定の売りも出ているようだ。

中東リスクの行方 原油価格は一段高へ?

3日、米軍の空爆により、イラン革命防衛隊のカセム・ソレイマニ司令官が殺害されたことを受けて、中東情勢が一気に緊迫化。

イランは米国への報復を明言し、米国も報復に対する報復を警告している。

6日にはイランでソレイマニ氏の国葬が行われ、3日間は喪に服すと伝えられている。米国に対する報復攻撃が行われるとすれば、それ以降となるとみられる。

中東地域の産油量は、世界の産油量のおよそ半分を占める。同地域からの原油供給途絶不安の高まりを受け、原油価格は急騰した。

WTI原油価格は3日、3%以上上昇。6日には一時64.72ドルをつけ、昨年4月末以来の高い水準まで押し上げられたが、その後はやや落ち着いている。

みずほNYの先物責任者、ボブ・ヨーガー氏は「暴力に訴えることは、イランの利益にならない。対話の可能性も出てきている」と述べている。

一方、ソレイマニ氏を殺害した米軍の攻撃では、イラクの武装組織「カタイブ・ヒズボラ」のアブ・ マフディ・アル・ムハンディス副司令官も死亡し、イラク国内でも米国批判が高まっているようだ。

イラク議会は5日、法的拘束力はないものの、駐留米軍に国外退去を求める決議を可決。これに対してトランプ氏は、イラクへの制裁を示唆した。

コメルツ銀行はレポートで「イラク国内が混乱に陥れば、日量400万バレルの供給が途絶するリスクがある」と指摘している。

中東の緊張は依然として高く、さらに緊張が高まる事態が起これば、原油価格は一段高となるだろう。ただ、すでに価格に織り込まれたリスクが回避されれば、逆に急落となる可能性もありそうだ。

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遠藤 結香

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