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金相場は膠着状態 米株高が意識され上値重く

17日の金先物は前日の終値である1480.5ドルからほぼ変わらず、1480.6ドルでクローズした。

NY金先物チャート 4時間足

方向感を示すことなく、1480ドルを維持している展開が続いている。

米中両政府は13日に貿易協議の第一段階で正式に合意したと発表したが、貿易摩擦は完全に解決したわけではなく、根強い先行き懸念が安全資産とされる金の下値を支えている。

米商務省が17日に発表した米住宅着工件数は、年率換算で前月比3.2%増の136万5000戸と市場予想を上回った。

また、同じく17日に米連邦準備理事会(FRB)が発表した11月の米鉱工業生産指数は、1.1%上昇し、2年1ヶ月ぶりの大幅な伸びを示した。

米景気の底堅さが表れており、ダウをはじめ米株価主要3指数が連日の最高値更新となっている。

ドルや株価が堅調で、金の上値を圧迫する要因になっていると考えられる。

米ダラス連銀総裁は17日、現状維持が政策の適切な軌道として、来年の金利変更は「想定していない」と語った。

その一方で、「米中の貿易問題は今後数年続くだろう」とし、貿易問題の先行きに対する不安感も示している。

トランプ大統領はツイッターで「FRBが追加利下げや緩和実施をすれば、実に素晴らしい。ドルがほかの通貨に対し非常に強く、インフレもほぼ存在しない今こそ実施するときだ。」と投稿し、FRBに対し追加利下げを改めて要求した。

米経済指標が良好で、株やドルが強くなる一方で、米中貿易に対する不安が払拭できていないことから、取引参加者は様子見していると考えられ、金相場は膠着している状況が続いている。

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sasaki

さくらインベスト ディーリング部所属アナリスト。現役トレーダーとして日々相場と向き合っている。チャート分析力に定評あり。

 

 

 

 

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