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強気に傾く原油相場 リスクオンで買われやすく 

2019.12.18 原油

原油価格横ばい 米原油在庫増が重し

2019.12.18 oil

原油価格は水曜日、ほぼ横ばい。

WTI原油先物は、日本時間10時23分、前日終値より33セント安い、60.54ドルとなっている。

米中貿易協定合意への期待から、原油価格は上昇しやすくなっているようだ。

一方、API発表の米原油在庫が予想に反して大幅増となったことが、上値を抑えているようだ。

強気に傾く原油相場 リスクオンで買われやすく

今年は、長引く米中貿易戦争の影響で需要減懸念が広がり、原油価格に下押し圧力がかかっていたが、足元では米中協議の進展期待を受け、原油相場も強気に傾いているようだ。

米中貿易協定の「第1段階」合意について、ラリー・クドロー米国家経済会議委員長は16日、「間違いなく完了している」と発言。また、中国への輸出量は倍増するだろう、とも述べている。

17日の終値は、ブレント原油先物が66.10ドル、WTI原油が60.87ドルと、いずれも4日続伸となった。

また、OPEC+の大幅な減産への期待も、原油価格を支えているようだ。

OPEC+は6日の会合で、2020年1月~3月の減産幅を50万バレル拡大し、全体で日量約170万バレルの減産に取り組むことを決定している。

米中協議の見通し改善やOPEC+の減産幅拡大を受け、JPモルガンやゴールドマンサックスは2020年の原油価格予想を上方修正している。

リッターブッシュ・アンド・アソシエイツのジム・リッターブッシュ社長は「市場はリスクオンで、OPEC+の大幅減産もある。下落リスクが限られる中、投機筋による買いが続きそうだ」と指摘。

一方で、APIが17日発表した先週の米原油在庫量は、前週比約470万バレル増と、 約128万バレル 減の市場予想に反して大幅に増加した。

18日に発表予定のEIA原油在庫統計でも在庫増となれば、供給過剰懸念から、原油価格には下落圧力がかかる可能性もある。

また、ダラス連銀のロバート・カプラン総裁は17日、「『第1段階』の合意によって、米中間の緊張がすぐに消えるわけではない。米中の貿易問題はまだ数年は続くだろう」と発言している。

原油相場は強気の地合となってきたように見えるが、引き続き、需給に影響を与える要因に注意を払う必要がありそうだ。

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