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金価格は横ばい くすぶる警戒感

金先物市場 概況(2019年12月9日~12月13日)

weekly gold 2019.12.16
NY金先物期先チャート 1時間足

NY金先物は13日、前週比16.1ドル(1.10%)高い、1481.2ドルで取引を終えた。

米中貿易協定「フェーズ1」合意を巡る情報に金価格も振り回されたようだ。楽観的な見方が広がると金価格は押し下げられ、悲観的な見方に押し上げられる場面もあった。

部分合意を受け、15日に予定されていた追加関税発動は回避されたものの、詳細の公表がないことで 再び先行き不安が高まり、金価格は高止まりしているようだ。

また、英総選挙で保守党が大勝し、EU離脱の道筋が見えてきたことが、金の弱材料となったようだ。

一方、12日発表された米政策金利は、年率1.50%~1.75%で据え置きとなった。パウエルFRB議長が 利上げのハードルは高いと協調し、金利のつかない金価格に一定の支えとなったようだ。

cftc gold 2019.12.16

今週の金価格見通し

米中貿易協議が部分合意に達したことで、金価格の上値は重くなっているとみられる。

部分合意の署名は2020年1月初旬に予定されているが、米中協議の先行きには警戒感も強い。米中貿易摩擦の決定的な解決を見るまでは、引き続き金需要を支えることになりそうだ。

また、米中は追加関税の撤廃には至っておらず、世界景気を下押しする懸念もくすぶる。

今週は、世界景気の状況をはかる材料となる経済指標に注目が集まりそうだ。

weekly gold 2019.12.16②
NY金先物期先チャート 日足

週足チャートを見ると、先週も一時転換線を上回ったものの終値は転換線を超えられずに引けている。半値押しの目安ラインよりも上に位置しているが、引き続き、上値の重さがうかがえる。今週の目安としては、9週間安値1446.2ドル~同高値1520.9ドルのレンジが意識されそうだ。

また、日足チャートでは、転換線の上からのスタートとなっている。転換線の1477ドル付近と基準線の1468ドル付近がサポートとなりそうだ。一方で、雲の下限1483ドル付近は強い上値抵抗となると考えられる。大きな材料がなければ、レンジでの動きが続きそうだ。

注目の経済指標、イベント(12月16日~12月21日)

* 12月16日(月) 中国11月小売売上高、ユーロ圏12月PMI、米12月NY連銀製造業景気指数

* 12月17日(火) 英11月雇用統計、米11月鉱工業生産指数

* 12月18日(水) 英11月CPI

* 12月19日(木) 日銀12月政策金利、イングランド銀行12月政策金利、米7-9月期経常収支

* 12月20日(金) 米11月中古住宅販売件数、米7-9月実質GDP

* 12月21日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション、米12月ミシガン大学消費者信頼感指数


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