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原油は底堅い展開 OPEC+減産期待で

weekly oil

原油先物市場 概況(2019年11月18日~11月22日)

weekly oil 2019.11.25
WTI原油先物期先チャート 1時間足

WTI原油先物は22日、前週比0.05ドル(0.09%)高い、57.77ドルで取引を終えた。

米中貿易協議の先行き見通しが二転三転し、原油価格も上下に揺さぶられた。

一方、EIAが20日発表した先週の米原油在庫は、前週比140万バレル増となった。増加幅が市場予想を下回ったことが、原油価格の支えとなったようだ。

また、米原油の集積地であるオクラホマ州のクッシング在庫が、前週比230万バレル減と、3か月ぶりの大幅な減少となったことも、原油価格の強材料と捉えられたようだ。

一方OPEC+が協調減産期間を3ヶ月延長すると報じられたことも、原油価格を押し上げたとみられる。

weekly us inventory 2019.11.25

今週の原油価格見通し

今週も、米中貿易協議の行方が、原油相場を動かすことになりそうだ。

中でも、香港人権・民主主義法案にトランプ米大統領が署名するかどうかが注目される。

また、米原油在庫の増減も、引き続き原油価格に影響を与えるとみられる。

一方で、12月5・6日に予定されているOPEC+の会合や、12月11日に予定されているサウジアラムコの新規株式公開(IPO)に関する情報にも注目が集まりそうだ。

アラムコのサウジ国内市場へのIPO価格は12月5日に決定されることになっており、同日開催予定のOPEC総会では、原油価格の強材料となる情報が発表される可能性もある。

weekly oil 2019.11.25②
WTI原油先物期先チャート 日足

先週の週足チャートは、下値を転換線で支えられる一方、上値を200日移動平均線で抑えられ、実体は非常に短い足となった。気迷いの様相となっているものの下髭が長く、買い勢力の強さがうかがえる。今週も雲の中からスタートしており、大きな材料がなければ、雲の上限59.63ドルと下限の56.54ドルの間での値動きとなりそうだ。また、200週移動平均59.03ドルは引き続き強い抵抗となる可能性がある。

一方日足チャートでは、20・21日に続けて大きな陽線が出ており、26日までは調整で下げる可能性が高いとみられる。この下げが56.92ドルを下回らなければ、反転後の上昇は強いものとなりそうだ。 ただ、ここを下回ると、もみ合い相場が続くことになりそうだ。

注目の経済指標(11月25日~11月30日)

* 11月27日(水) API米週間石油統計

* 11月28日(木) EIA米週間石油統計、米7-9月期GDP

* 11月29日(金) ユーロ圏10月雇用統計

* 11月30日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数


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遠藤 結香

NTAA認定テクニカルアナリスト(CMTA®)資格を持つ、さくらインベストのチーフアナリスト。堪能な英語力で、国内外の最新情報をカバー。

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