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米中協議進展 金価格は下落基調か

金先物市場 概況(2019年11月4日~11月8日)

weekly gold 2019.11.11
NY金先物期先チャート 1時間足

NY金先物は8日、前週比48.5ドル(3.21%)安い、1462.9ドルで取引を終えた。

米株価が過去最高値を更新する一方で、安全資産の金価格は大きく下げている。

金価格急落の最大の要因は、米中貿易協定の合意に向けた動きだ。

7日には中国商務省が、米中は発動済みの追加関税について、段階的に撤廃することに合意したと発表したことで、リスク資産に資金が流れ、金は売られた。

しかしその後、関税の一部撤廃について米政権内での反対意見が強く、合意はされていないと伝わり、先行きの不安から金価格はサポートを受けたようだ。

ただ、週末の情勢急変リスクを嫌気して、積みあがった買いポジションを外す動きを受け、金価格にはさらに下押し圧力がかかったとみられる。

weekly position 2019.11.11

今週の金価格見通し

今週も、米中協議の進展・後退の状況により、金価格は大きな影響を受けることになりそうだ。

安全資産の金需要は、リスクオンの地合いでは減少しやすく、価格は下がりやすい。

米中協議の進展や、経済指標の好転により、株価などがさらに上昇すると、ここ数か月で積みあがった買いポジションの解消が進む可能性もあり、金価格には下落圧力がかかるとみられる。

一方で、先行きの不確実性に対する警戒も強く、金価格に一定のサポートを与えそうだ。

weekly gold 2019.11.11②
NY金先物期先チャート 日足

週足チャートを見ると、先週の陰線は10月7日週の陰線の終値1488.7ドルを下抜け、下げ三法の形が 完成した。また、直近の安値1465.0ドルも下回っており、下落基調が強くなっている。今週は終値が 半値押しの目安1460.4ドルを下回ると、さらに下げの勢いが増しそうだ。

また、日足チャートでは、雲を下抜けて三役逆転となっている。今週の目安としては、1489.2ドルが 強い上値抵抗となる一方、1456.1ドルを下回ることがあれば、200日移動平均線の1414.3ドルあたり まで、一気に急落する可能性もありそうだ。

注目の経済指標(11月11日~11月17日)

* 11月11日(月) 英国7‐9月期GDP

* 11月12日(火) ユーロ圏11月ZEW景況感指数

* 11月13日(水) ユーロ圏9月鉱工業生産指数、米国10月消費者物価指数

* 11月14日(木) 中国10月小売売上高、独7‐9月期GDP

* 11月15日(金) 米国10月小売売上高、米国10月鉱工業生産指数

* 11月16日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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