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米中部分合意は延期へ 安全資産の金需要増加か

2019.11.7 金

金価格横ばい 米中協議の行方に注目

2019.11.7 gold

金価格は木曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間11時11分、前日終値より0.3ドル安い、1492.8ドルとなっている。

米中貿易協議が延長されるとの報道で市場の警戒心が高まり、安全資産の金需要を押し上げたようだ。

ただ、米中の部分合意への期待は依然として強く、金価格の反発も限定的となっている。

米中部分合意は延期へ 安全資産の金需要増加か

今週に入り、中国はトランプ政権に対し、9月に発動された対中関税の一部撤廃を「第1段階」の合意に盛り込むことを要求したと伝えられている。

11月中を目指していた、米中貿易協定の部分合意に署名する米中首脳会談は、12月にずれ込む可能性が出てきた。米政府高官によると、合意内容と開催地をめぐって、議論が続いているという。

ハイリッジ・フューチャーズの金属トレーディング責任者、デビッド・メガー氏は「中国は米国が対中関税の一部撤回に応じるよう求めており、11月中に合意できるのか怪しくなってきた」と述べている。

同氏は「もし中国が関税撤回なしでは部分合意にサインしない、となれば、新たな争点となる可能性がある」とも指摘している。

米中貿易協議の進展期待がやや後退したことで、安全資産の金価格はサポートを得たようだ。

米中首脳会談がさらに遅れたり、部分合意ができなかった場合、金価格はさらに上げる可能性もある。

また、7‐9月期の米非農業部門生産性が前期比でマイナス0.3%と、プラス0.9%の市場予想に反して、マイナスに転じたことも、金価格の支えとなったようだ。

ただ、米中貿易協定の部分合意への期待は強く、金価格には引き続き弱材料となっているとみられる。

RJOフューチャーズのフィリップ・ストレイブル氏は「米中が部分合意に至れば、金価格は急落するが、完全合意の難しさが明らかになるにつれて、回復してくるだろう」と述べている。

金価格は年初から16%上昇しているが、金価格を押し上げた主要因は、米中貿易戦争の激化だった。

FRBが利下げの休止を示唆したこともあり、今後ますます、金相場は米中貿易協議の行方に左右されることになりそうだ。


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遠藤 結香

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