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原油はもみ合い続く やや買い優勢か?

weekly oil

原油先物市場 概況(2019年10月28日~11月1日)

weekly oil 2019.11.5
WTI原油先物期先チャート 1時間足

WTI原油先物は1日、前週比0.46ドル(0.81%)安い、56.20ドルで取引を終えた。

米中貿易協定の部分合意に向けての動きに期待が高まっていたが、チリでのAPEC首脳会議が中止と なったことで、米中貿易協議の進展に影響が出るのではないかとの懸念が広がっている。

先行きの不確実性が増したことで、世界景気の後退懸念が再燃し、原油価格にも下押し圧力がかかったとみられる。

また、10月の中国製造業PMIが6カ月連続で縮小となったことや、水曜日発表のEIA米原油在庫が前週比570万バレル増となったことも、原油価格の弱材料となった。

ただ、金曜日発表された経済指標が予想を上回ったことに加え、米リグ稼働数が2週連続で減少した ことで、原油価格はやや反発した。

weekly rig count 2019.11.5
(ベイカー・ヒューズ社データより弊社作成)

今週の原油価格見通し

先週末発表された米雇用統計を受け、S&P500は終値ベースで過去最高値を更新した。

景気後退による原油需要の減少懸念もやや後退し、原油市場にも資金が入りやすくなっているようだ。

今週は、米中の貿易収支の発表を控えており、予想を下回る結果であれば、原油価格にも下押し圧力がかかるとみられ、逆に予想を上回る結果であれば、原油の買いに勢いがつくことになりそうだ。

米中貿易協議に進展がみられるのか、今週も注目が集まるだろう。

一方で、米原油在庫の増加傾向が続いており、11月に入っても積みあがるようであれば、供給過剰が 意識され、原油価格を押し下げる可能性がある。

米エネルギー情報局(EIA)は、日本時間の毎週木曜日に、米原油在庫や産油量の統計を発表しているが、その結果を受けての値動きにも注意を払う必要がありそうだ。

weekly oil 2019.11.5②
WTI原油先物期先チャート 日足

先週の週足チャートは、下ひげの長い陰線で引けており、買い勢力がやや強まっているようだ。ただ、依然として上値の抵抗は大きいとみられる。今週は、57.19ドル、57.24ドル、59.63ドルが抵抗ラインとなりそうだ。今週の値幅の目安は、52.29ドルを下回れば下へ、61.33ドルを上回れば上へ動くことになると考えられる。一方、日足チャートでは、価格が転換線・基準線を上回っており、今週金曜日の 終値が雲の上限56.95ドルを上回って引ければ、上昇圧力が強まってきそうだ。

注目の経済指標(11月4日~11月9日)

* 11月5日(火) API米週間石油統計

* 11月6日(水) 米9月貿易収支

* 11月7日(木) EIA米週間石油統計

* 11月8日(金) 中国10月貿易収支

* 11月9日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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