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FRB利下げ停止示唆 金価格は上がりにくく

金先物市場 概況(2019年10月28日~11月1日)

weekly gold 2019.11.5
NY金先物期先チャート 1時間足

NY金先物は1日、前週比6.1ドル(0.41%)高い、1511.4ドルで取引を終えた。

FRBは29日・30日のFOMCで、米政策金利を25ベーシスポイント引き下げた。今年7・9月のFOMCに続き、3回連続での利下げとなった。

ただ、FOMC後の記者会見で、パウエルFRB議長が米政策金利を据え置く考えを示唆したこともあり、事前の予想通りの利下げは、金価格を大きく押し上げるには至らなかったようだ。

一方、進展が期待された米中貿易協議は、一転して先行きの不確実性が高まっている。

11月中に、米中の両国首脳が部分合意にサインすることを目指しているものの、準備が間に合わない 可能性に米高官が言及したとも伝えられており、先行き不安が引き続き金価格を支えたようだ。

weekly position 2019.11.5
(CFTCデータより弊社作成)

今週の金価格見通し

先週末発表された10月の米雇用統計で、雇用者数の伸びが市場予想を上回り、前月の増加幅も大きく 上方修正されたことを受け、株価は上昇。

米経済の堅調さが意識されたことで、リスク資産へ資金が入りやすく、金は買われにくい状況となっているようだ。

また、米雇用統計は、FRBが利下げの休止を示唆したことの正当性を示す格好にもなった。利下げの 休止は金相場の弱材料となるため、金価格は上がりにくくなりそうだ。

一方で、くすぶる先行きの不確実性が、金価格に一定のサポートとなる状況は続くとみられる。

weekly gold 2019.11.5②
NY金先物期先チャート 日足

週足チャートを見ると、3週連続陽線で引けたものの、その前週の陰線の値幅(1488.7‐1518.6ドル)内に収まり、下げ三法の形となったこともあり、今週は基準線の1504.2ドルを下回ってく1468ドル程度までの下げもあり得る。また、日足チャートでは、雲の中でのもみ合いが続いている。今週の目安と しては、雲の上限1509.9ドルから大きく上放れることになれば、上昇へ転換する可能性が、雲の下限1488.7ドルを下抜ければ、下降 基調が続く可能性が高まる。

注目の経済指標(11月4日~11月9日)

* 11月4日(月) ユーロ圏10月マークイット製造業PMI

* 11月5日(火) 米9月耐久財受注、米9月貿易収支

* 11月6日(水) 米ISM非製造業PMI、ユーロ圏小売売上高

* 11月7日(木) イングランド銀行11月政策金利

* 11月8日(金) 中国10月貿易収支

* 11月9日(土) 米ミシガン大学11月消費者信頼感指数、CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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