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FRB利下げ期待 金価格を支える

金先物市場 概況(2019年10月21日~10月25日)

weekly gold 2019.10.28
NY金先物期先チャート1時間足

NY金先物は25日、前週比11.2ドル(0.75%)高い、1505.3ドルで取引を終えた。

先週発表された、米9月耐久財受注や、米10月消費者信頼感指数など、米経済の減速を示す経済指標を受け、金価格は強いサポートを得たとみられる。

また、弱い米経済指標を受けて、米FRBによる追加利下げの可能性が高まったことも、金利のつかない金価格の強材料となったようだ。

さらに、ブレグジットをめぐる混乱なども、引き続き金価格を支えているとみられる。

一方、米中貿易協定の部分合意に向けた進展が伝えられ、株などリスク資産に資金が流れたことから、安全資産とされる金価格には、下落圧力がかかったようだ。

weekly rate cut 2019.10.28
(CMEデータより弊社作成)

今週の金価格見通し

米経済の減速を受け、29日・30日に行われるFOMCで、FRBが追加利下げに踏み切る可能性が高まっている。

CMEフェドウォッチによると、FRBが今週のFOMCで25ベーシスポイントの利下げを行う可能性は、90%以上と予測されており、市場では利下げ期待が高まっている。

利下げは金利のつかない金価格を押し上げる材料となりやすい。ただ、すでに高い確率で利下げが織り込まれていると考えられるため、予想通りに利下げが行われても、金価格が大幅に上昇することはなさそうだ。逆に、利下げが行われなかった場合は、金価格が大幅に下落する可能性もある。

また、第3四半期GDP(速報値)の発表も控えており、金価格にも影響が出てきそうだ。

weekly gold 2019.10.28②
NY金先物期先チャート日足

週足チャートを見ると、一時転換線を上抜け、2週連続陽線で引けているが、前々週の陰線の値幅(1488.7‐1518.6ドル)内に収まっている。今週もこの値幅内での値動きとなれば、下げ三法の三手目となり、来週以降に下落トレンドの継続となる可能性が高まる。

また、日足チャートでは、転換線・基準線を上回ってきたものの、雲の上限に上値を抑えられ、上ひげの長い陰線で引けた。今週の目安としては、雲の上限1520.5ドルを上回れば上昇へ転換する可能性が、雲の下限1487.8ドルを下回れば、下降 基調が続く可能性が高まる。

注目の経済指標(10月28日~11月2日)

* 10月29日(火) 米10月コンファレンスボード消費者信頼感指数

* 10月30日(水) 米10月ADP雇用者数、米7-9月実質GDP

* 10月31日(木) FRB政策金利、中国10月製造業PMI、日銀政策金利、ユーロ圏7-9月実質GDP

* 11月1日(金) 米10月雇用統計、米10月ISM製造業PMI

* 11月2日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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