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米原油在庫減 原油需要の底堅さ示す?

2019.10.24 原油

原油価格下落 需要減懸念が重しに

2019.10.24 oil

原油価格は木曜日、やや下落。

WTI原油先物は、日本時間13時30分、前日終値より43セント安い、55.54ドルとなっている。

水曜日には、EIA発表の米原油在庫が減少に転じたことで、原油価格は大幅に上昇していた。

ただ、くすぶる世界の景気減速懸念が、引き続き原油価格の重しとなっているようだ。

米原油在庫減 原油需要の底堅さ示す?

EIAが23日発表した先週の米原油在庫は、前週比約170万バレル減と、予想に反して減少。

22日に発表されていたAPIの米原油在庫統計では、前週比約450万バレルの増加となっていた。

EIAによると、先週の原油在庫の減少は、製油所稼働率の上昇と輸入量の減少によるもとのみられる。原油在庫の予想外の減少を受け、原油価格は大きく上昇した。

アクシトレーダーの市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏は「EIA統計は、マクロ経済の悪化見通しにもかかわらず、原油需要はそれほど悪化していないことを示すものだ」と述べている。

また、OPEC+による減産幅の拡大見通しも、原油価格を支えているようだ。

OPEC加盟国とロシアなど非加盟国は、2020年3月までの協調減産に取り組んでいる。12月5日・6日の会合では、今後の方針について話し合われる。

一方で、米シェールオイルの生産は減速しているようだ。

ゴールドマンサックスは最近のレポートで、2020年の米産油量の伸び予測を、日量100万バレル増から70万バレル増へ大幅に下方修正した。

ゴールドマンはまた、米シェール増産の減速と、産油国の長期的な投資不足により、原油価格の上昇が見込まれる、とも指摘。1年後には長期的な上昇相場へ転換するとの見方を示した。

足元は需要減懸念による下落圧力がかかる一方、需要の底堅さが原油価格を支えているとみられるが、今後、供給減につながるデータが注目されるようになれば、原油価格の上昇圧力が強まりそうだ。


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遠藤 結香

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