需給とも減少へ? 原油は下落圧力強く

需給とも減少へ? 原油は下落圧力強く

原油先物市場 概況(2019年9月30日~10月4日)

weekly oil 2019.10.7

WTI原油先物は4日、前週比3.10ドル(5.54%)安い、52.81ドルで取引を終えた。

米経済データが予想より弱かったことなどを受けて景気後退懸念が広がったことによって、原油需要も下押しされるとの見方から、原油価格への下押し圧力が強まった。

また、EIA発表の米原油在庫量が、前週比で約310万バレル増と予想を上回っていたことも、原油価格の弱材料となったようだ。10月はメンテナンス期間に入る製油所が多く、当面は原油在庫が積みあがり やすい状況が続くとみられる。

一方、9月30日発表された7月の米国産油量は、日量1181万バレルと、3ヶ月連続で減少となっており、週末発表されたオイルリグ稼働数も7週連続で減少。また、サウジアラビアやロシアの9月の産油量も 減少したと伝えられており、供給減少のデータが原油価格を支えたようだ。

weekly rig 2019.10.7

今週の原油価格見通し

原油価格は9月のサウジ石油施設攻撃で急騰した後、世界景気の後退懸念に押され、3週連続で下落してきている。

今週はOPEC(石油輸出国機構)月報、およびIEA(国際エネルギー機関)石油月報が公表される予定となっており、石油需要や供給の見通しに注目が集まりそうだ。

2019年/2020年の石油需要見通しは下方修正が続いており、さらに切り下げられた場合、原油価格の 下押し要因となり得る。

ただ、3週連続の大幅な下げを受け、原油は売られすぎとの指摘もある。米中協議を前に投機筋は売りポジションを軽くしておこうとする可能性もあり、買い戻しの動きが原油価格を支えると考えられる。

 

weekly oil 2019.10.7②

週足チャートでは54.91ドルを下抜け、サウジの石油施設攻撃で一時的に急騰した16日の高値を考慮 せずに見た場合、50.52ドルを底に下降三角形を形成しつつある。上値の目安となる58.56ドルを上抜けるようであれば上昇の可能性を残すが、底のラインを割ることがあれば一気に下へ動く可能性もある。

注目の経済指標(10月7日~10月12日)

* 10月8日(火) API米週間原油在庫統計

* 10月9日(水) EIA米週間石油統計

* 10月10日(木) 9月FOMC議事録、米9月消費者物価指数、OPEC月報

* 10月11日(金) IEA月報

* 10月12日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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