金価格反騰も上値重く 景気後退懸念が支えに

金価格反騰も上値重く 景気後退懸念が支えに

金価格横ばい 米経済減速懸念で

2019.10.3 gold

金価格は木曜日、ほぼ横ばい。

NY金先物は、日本時間10時54分、前日終値より0.8ドル安い、1507.1ドルとなっている。

弱い米経済データが続いたことで、米経済の減速懸念広がり、安全資産の金が買われているようだ。

一方で、引き続き高い水準にとどまるドル指数が、金価格の上値を抑えているとみられる。

金価格反騰も上値重く 景気後退懸念が支えに

1日発表された9月のISM米製造業PMIは47.8と、2か月連続で好不況の分かれ目となる50を割り込み、約10年ぶりの低水準まで落ち込んだ。

RJOフューチャーズのボブ・ハーバーコーン氏は「金価格を押し上げた主要因は、2009年以来最も悪い製造業データだ。米経済だけが例外ということはない、という現実が示された」と指摘。

また、ADPが2日発表した、9月の米非農業部門雇用者数は、前月比13.5万人増と、伸び幅が市場予想を下回り、8月の同雇用者数は19.5万人増から15.7万人増に下方修正された。

米経済を支えていると考えられている雇用の減速に、市場では警戒感が高まっているようだ。

世界の主要株価指数は、米国や欧州経済データ悪化を受け、世界的な景気後退局面入りへの懸念から、およそ1ヶ月ぶりの安値水準まで下落している。

弱い米経済データを受け、FRBが追加利下げを行う可能性も高まりそうだ。利下げは、金利のつかない金価格には強材料となりやすい。

1日にはトランプ米大統領が、米政策金利は「高すぎる」と発言し、高金利によるドル高が米製造業に悪影響を与えている、とFRBを批判した。

RBCウェルス・マネジメントのジョージ・ジェロ氏は「99付近で高止まりしているドル指数が 下押し要因となっているが、金価格は他の要因に支えられることになるだろう」と述べている。

4日には、米労働省の9月雇用統計が発表される。

市場予想では失業率が前月と同水準、非農業部門雇用者数の伸び幅は拡大する見通しとなっているが、予想よりも悪い結果になれば、リスクオフの流れがさらに強まりそうだ。


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