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くすぶる景気後退懸念 原油価格に下落圧力 

2019.10.1 原油

原油価格反発 産油量減少受け

2019.10.1 oil

原油価格は火曜日、反発。

WTI原油先物は、日本時間13時22分、前日終値より48セント高い、54.55ドルとなっている。

主要産油国の第3四半期産油量が減少したことが、原油価格の支えとなったとみられる。

一方で、世界景気の減速による原油需要の減少懸念が、引き続き原油価格の重しとなっているようだ。

くすぶる景気後退懸念 原油価格に下落圧力 

OPECとロシアの9月の産油量は前月比で減少し、米国の産油量は3ヶ月連続の減少となったことが報じられている。

ロイターによると、9月のOPEC産油量は前月比75万バレル減の2890万バレルとなり、およそ8年ぶりの低水準まで落ち込んだ。

ロシアの9月1~29日の産油量は、前月比で約5万バレル減少し、1124万バレルとなっている。ただし、ロシアの産油量は、OPEC+の減産目標水準を上回っている。

また、9月30日発表されたEIAデータによると、4月には1212万バレルに達していた米国産油量は7月、前月比27.6万バレル減の1181万バレルまで低下した。

一方、BNPパリバの国際石油ストラテジスト、ハリー・チリンギリアン氏は「MBSの発言が中東地域の供給懸念を和らげ、市場の目は世界景気に向いたようだ」と述べている。

サウジのムハンマド皇太子(MBS)は29日、イランとの全面戦争となれば、原油価格は「想像を絶する高値」まで暴騰する可能性があるとし、外交努力による解決を望む、と発言していた。

また、オアンダのアジア太平洋市場シニアアナリスト、ジェフリー・ハリー氏は「原油価格が急騰してくると、景気減速を見込んだ売りが大量に出る傾向があるようだ」と指摘している。

市場では米中貿易戦争など、石油需要に影響を与える要因に注目が集まっているようだ。それだけに、供給面のショックに対する価格の反応は大きくなりやすいことも、意識しておく必要がある。


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