需要減懸念が下押し 供給減懸念も続く 

需要減懸念が下押し 供給減懸念も続く 

原油価格続落 サウジ施設復旧

2019.9.27 oil

原油価格は金曜日、下落。

WTI原油先物は、日本時間14時17分、前日終値より30セント安い、56.11ドルとなっている。

サウジの生産量回復を受け、リスクプレミアムが圧縮されたようだ。

また、世界景気の減速による原油需要の減少懸念も、原油価格の重しとなっているとみられる。

需要減懸念が下押し 供給減懸念も続く 

14日のサウジの石油施設攻撃により、約570万バレルの原油生産が停止し、原油価格は一気に20%押し上げられたが、今週はWTI原油価格、ブレント原油価格とも週足で約3%下落している。

ロイターによると、石油施設攻撃から2週間もたたないうちに、サウジの生産能力は日量1130万バレルまで回復したとされている。

アクシトレーダーのアジア太平洋市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏は「予想よりも早い サウジ石油施設の復旧を受け、市場は弱気に傾いたようだ」と述べている。

また、EIA発表の米原油在庫量が、予想に反して前週比240万バレルの増加となったことも、原油価格の重しとなったとみられる。

米製油所がメンテナンス期間に入るため、原油在庫は積みあがりやすい状況がしばらく続きそうだ。

一方で、中東の地政学リスクが、引き続き原油価格を支えているようだ。

米国防総省は26日、サウジの防衛強化のため、レーダーシステムとパトリオットミサイル、約200名の兵士を配備すると発表した。

リッターブッシュ・アンド・アソシエイツのジム・リッターブッシュ氏は「サウジへの米軍の増派は、新たなリスクプレミアムとして原油価格に織り込まれそうだ」と述べている。

足元は需要減懸念が強くなっているが、特に中東地域の供給減につながる情報にも注意する必要がありそうだ。


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