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地政学リスクと国債利回り低下で再上昇へ?

weekly gold

金先物市場 概況(2019年9月16日~20日)

weekly gold 2019.9.23

NY金先物は20日、前週比19.4ドル(1.30%)高い、1515.1ドルで取引を終えた。

14日にサウジアラビアの石油施設が無人機による攻撃を受けたことを受け、金価格は急騰。その後も 中東地域の地政学リスクの高さが、金価格の支えとなっているようだ。

一方、17日・18日のFOMCで、7月に続き25ベーシスポイントの利下げが決定された。利下げは金利のつかない金価格の強材料となるが、事前の予想通りの結果に金価格はほとんど反応しなかった。

さらに、FOMCのメンバー17人中、年内の追加利下げに積極的な姿勢を示したのは7人だった。利下げ期待が後退したことで、金価格は逆に急落する場面もあった。

ただ、米国債利回りが再び低下してきたことや、世界的な金融緩和の流れ、地政学リスクの高まりを 支えに、金価格は持ち直しているようだ。

weekly gold 2019.9.23 us10y

今週の金価格見通し

次回FOMCは10月29・30日に予定されているが、CMEフェドウォッチでは、9月22日時点で、10月に追加利下げが行われる可能性は43.8%と予測されている。

利下げ期待の後退により、金価格には下落圧力がかかりそうだが、今週は中東地域の地政学リスクの 高まりが金価格を支える状況が続きそうだ。

有事の金だけでなく、原油高によるインフレをヘッジする手段としても、金は買われやすい。

また、バンク・オブ・アメリカは、年末にかけて米国債利回りが低下すると予測。今後の米経済指標の値によっては急落する可能性もある、とも指摘しており、金価格を支える要因となりそうだ。

weekly gold 2019.9.23②

週足チャートを見ると、先週の金先物価格は、安値が1488.7を下回らず反転。上昇トレンドへ戻る  可能性を残した。今週の目安としては、安値が1489.2ドルを下回ることなく、終値が1501.8を超えて いれば、強気へ傾く可能性が高まりそうだ。

注目の経済指標(9月23日~28日)

* 9月23日(月) マークイットPMI

* 9月24日(火) 米コンファレンス・ボード消費者信頼感指数

* 9月26日(木) 米GDP前期比、米新規失業保険申請件数

* 9月27日(金) メキシコ銀行金利決定

* 9月28日(土) CFTC 金先物 週間投機筋ポジション


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遠藤 結香

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