先物の極み 週間レポート<原油>

先物の極み 週間レポート<原油>

原油先物市場 概況(2019年9月9日~17日)

weekly oil 2019.9.18

WTI原油先物は13日、前週比1.67ドル(2.95%)安い、54.85ドルで取引を終えた。

原油価格が大きく動いたのは、先週の取引が引けた後だ。

サウジアラビアのアブドゥルアジズ新エネルギー相は14日、国営石油会社サウジアラムコの石油施設に対する無人機の攻撃により、同国生産量のおよそ半分、日量570万バレル分の生産が減少したと発表。

世界の石油供給の5%以上に相当する供給途絶を受け、WTI原油先物価格は一時63ドルを超えた。

17日には、攻撃を受けた石油施設の生産が今月中に回復するとの見通しをサウジが示したことで、原油価格は反落。

ただ、中東の緊張はさらに高まったままで、今後の原油供給にも不安が残る。

今週の原油価格見通し

サウジの石油施設攻撃については、イエメンの親イラン勢力「フーシ」が犯行声明を出しているが、 米国はイランの関与に言及している。攻撃された石油施設のあるアブカイクはペルシャ湾岸に位置し、イエメンからの攻撃は現実的でなく、イラクかイランからの攻撃だったとの見方もある。

いずれにせよ、米・イランの緊張は再び高まっており、中東からの原油の供給途絶懸念はしばらく続きそうだ。原油価格も地政学リスクにサポートされて推移することになるだろう。

cftc 2019.9.10

一方、日発表された9月4日~10日のCFTC投機筋ポジションデータをみると、この1週間で、投機筋は 買いポジションを大幅に積み増ししたことがわかる。14日の急騰を事前に察知していた可能性もあり、今後も投機筋の動きには注意を払う必要がありそうだ。

weekly oil 2019.9.18②

週足チャートでは、18日時点で先週までの価格レンジを上抜いたものの、売り圧力も強いようだ。  目安として、58.56ドルを下回ることがなければ、上昇傾向が続く展開が予想される。

注目の経済指標(9月16日~20日)

* 9月17日(火) API米週間原油在庫統計

* 9月18日(水) EIA米週間石油統計

* 9月19日(木) FOMC会合声明 、日銀金融政策決定会合発表

* 9月21日(土) ベイカー・ヒューズ社 米オイルリグ稼働数、  CFTC 原油先物 週間投機筋ポジション


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