石油需要が下方修正 迫られる減産幅拡大

石油需要が下方修正 迫られる減産幅拡大

原油価格反騰 前日の大幅下げから

2019.9.12 oil

原油価格は木曜日、上昇。

WTI原油先物は、日本時間11時06分、前週終値より49セント高い、56.24ドルとなっている。

イランに対し強硬的だったボルトン米大統領補佐官が解任されたと伝わり、原油価格は下落。

一方、米原油在庫の減少や、OPEC+の減産幅拡大の可能性が、原油価格の支えとなったとみられる。

石油需要が下方修正 迫られる減産幅拡大

トランプ米大統領は10日、ツイッターで、ボルトン大統領補佐官を解任したと発表。

対外強硬派のボルトン氏が政権を去ることで、米国とイランの対話が進む、との期待が広がり、両国の緊張を受けて上昇していた原油価格は、下落に転じたとみられる。

ただ、11日発表のEIA米原油在庫が、前週比で約690万バレル減と、4週連続での減少となったことが、原油価格の支えとなったと見られる。

一方、イラクのガドバン石油大臣が11日「OPEC+は、12日の共同閣僚監視委員会(JMMC)会合で、減産幅拡大の必要性について話し合う」と述べ、OPEC+がさらに生産量を減らす可能性が出てきた。

OPECとロシアなどの産油国は昨年12月、原油価格を支えるため、今年1月から、原油の生産量を昨年10月の水準から日量120万バレル減らすことで合意した。

ガドバン大臣は「もともと昨年11月の話し合いでは、減産幅を日量160万バレルか180万バレルにする案があったが、反対意見もあり、最終的に120万バレルで落ち着いた」と語っている。

ただ、米中貿易戦争やブレグジットの影響で、OPEC+の減産の効果は打ち消されているようだ。

11日に公表された、OPECの9月月報では、2020年の世界の石油需要見通しが下方修正された。これにより、OPECの協調減産の必要性がさらに強調されるとみられる。

OPEC月報によると、8月のOPEC産油量は前月比で約13.6万バレル増加。この生産水準を続け、需要も100万バレル程度しか伸びない場合、2020年は約34万バレルの供給過剰となる見通しだ。

世界経済の減速で石油需要が減少する見通しを受け、OPEC+は協調減産の継続や調整を余儀なくされる可能性がある。


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